ビジネスマンに必須のスキルとして、文章力というものがあります。きちんとしたロジックで文章を組み立てることができれば、書類の作成やプレゼンの資料作成にも生かせるでしょう。ここでは、ビジネスマンが文章力をつけるためにすべきことについて紹介します。
断片情報をメモにまとめておく
ビジネスマンが仕事で文章を書く時は、何らかの課題が与えられたときではないでしょうか。例えば、「新たな商品開発に向けた提案」とか「職場環境の改善について」といった課題です。私たちの頭にはたくさんの引き出しがあり、その一つ一つに自分だけが持つ膨大な量の情報が詰まっています。自分が勤める会社の商品に関しても、価格や人気などについて他社と違いや問題点がたくさんあるはず。また、自社商品に対する自身の一社員としての評価もあるはずです。
文章力をつけるには、そうした断片的な情報をまずメモとして書き出すことが必要となります。テーマに関連して思いつく言葉を片っ端から書き出すのです。単語でも熟語でもいいので、例えば「環境」がテーマなら、「地球温暖化」「ハイブリッドカー」などのキーワードを挙げましょう。文章にする必要はありません。この量が多いほど、後の作業がスムーズにいきます。次は、今作ったメモをつなぎ合わせる作業です。テーマを念頭に、メモで浮かび上がったあなた独自の情報を短い文にしていきます。細切れの文章で構いません。メモの中からキーワードを発掘して、それを使った短文が1つでも2つでもできたらもう占めたものです。
文章を書くということはすなわち、こうした単語を組み合わせていく作業の積み重ねです。実はみなさんの頭の中には、すでに書くことがいっぱい詰まっています。文章力をつけるには、書こうとするテーマに合わせて、その情報を引っ張り出して書くことが求められるのです。
文章の組み立てのルールを身につける
文章力を付けるための壁として、どう書いていいか分からないということがあるでしょう。これもいくつかの基本的なルールを押さえておけば、容易に乗り越えられます。
まず、何から書くか。与えられたテーマに対して、あなたが書こうとしていることは何か。あなたの結論は何か。それが、真っ先に書くべきことです。それに続く形で理由を述べます。ビジネスの世界で求められるのは、あなたの考えの核心をなす結論です。結論を読んだ時、それ以後の理由を読む必要があるかどうかが決まるのです。
次に大切なことは、論旨が終始一貫していることです。脱線してしまう文章は読みにくいででしょう。一つの文章には一つのことを書いて、文章を短くするようにすれば、話が脱線することは少なくなります。
このようなルールをしっかりと押さえて文章を書くだけでも、文章力をつけるトレーニングができていることと言えます。
ここでは、文章力をつけるためのトレーニングについて紹介しました。ルールを押さえ、まずは書いてみること。そうすることで、あなたの文章力は格段に上がるでしょう。是非参考にしてみてください。
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