ビジネスシーンで、よく使われる言葉のひとつに「させていただきます」という言葉がありますね。一見、とても丁寧で正しいように聞こえますが、間違って使われている場合もありますので注意しましょう。ここでは、ビジネスでの「させていただきます」という言葉の使い方を紹介します。
「させていただきます」は間違った日本語?
「させていただきます」が間違った日本語だということを聞いたことのある人も多いでしょう。しかし、「させていただきます」という言葉は、日本語としては正しい言葉遣いとなります。「させていただきます」という言葉は、絶対に利用してはいけない言葉というわけではないようですね。
「させていただきます」の正しい用法
「させていただきます」が誤りだとされるのは、使い方が間違っているからなのです。そもそも、「させていただきます」という言葉は、相手から許可を受けた場合に使う言葉です。そのため、「明日は休みを取らせていただきます」だと、自分で決めたことに対して相手に了解を求めることになり、とても変な言い回しとなってしまいます。相手から許可を受けた場合にのみ、「させていただきます」という言葉を使うようにしましょう。
会話中に「させていただきます」が多すぎるとNG
相手に、失礼にあたらないようにと思う気持ちから「させていただきます」を多様しがちですが、あまりに使いすぎるとクドすぎて聞きづらくなります。たとえば、「ご説明させていただきます」「用意させていただきます」「頂戴させていただきます」という言葉がありますが、「させて」は特に必要ありませんよね。「説明いたします」「用意いたします」「頂戴いたします」と言った方が、短くて分かりやすいですし、相手に対しての敬意もしっかりと伝えることができます。
「させていただきます」という言葉は、確かに丁寧なニュアンスが伝わりやすい言葉ですが、使い方としては誤りの場合があります。しっかりと意味を確認し、正しい使い方で「させていただきます」と言うようにしましょう。
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