学生の頃までは、頭の良さ、通称「IQ」が注目されがちでした。しかしビジネスの世界では、IQが高いだけでは成功できないのです!これからのビジネススキルに求められるのは 「BQ」と呼ばれる要素。 『BQ〜次代を生き抜く新しい能力〜』という本が、ビジネスで成功するためのBQの高め方を教えてくれます。
そもそもBQとはBusiness Quotientの略で、ビジネスにおける感度の高さを表す指標だそうです。人間には論理的思考能力・地力を表す 「IQ」、コミュニケーション・対人間関係能力を表す 「EQ」、感受能力やひらめき、観察力などを表す 「SQ」と呼ばれる様々な要素がありますが、 BQはこれらの要素の掛け算により構成されるもの。これまで3要素の中で重視されてきたのは、知性と理性・人間性でした。工業社会や知識・情報社会で求められたのは、高品質で便利な製品やサービス。それらを生み出すには、計算機のようなアタマの良さや、チームで協力して働くための人間性が必要だったのです。
しかしモノやサービスで溢れかえった現代社会が求めているのは、性能が優れたものや便利なものではなく、 感性に訴えかけてくるもの。そしてこれからのビジネスで成功するのは、 感性を中心としたBQの高い人なのです。BQの高い人は、知識や経験をベースにし、鋭い感性によって「知恵」を生み出すことができます。その知恵を新しい「価値」や「富」へと変えていくのです。
ではどのようにしてBQは鍛えられるのでしょう?著者が挙げる方法の1つは 「経験記憶ネットワークが形成される社会人5年目くらいまでに経験を積む」。その理由について次のように言っています。
若いうちに様々な経験を積むことが、BQを高める秘訣。しかしその経験というのは、楽しいものばかりではありません。自分の苦手とすること、辛いことなどにもチャレンジし感性を高める必要があります。 ネガティブな要素をいかに魅力的なものに変えていけるか、ということもBQの向上には大いに効果的でしょう。
この本では、現代社会で求められるビジネススキル、BQの磨き方について学ぶことができます。これからは頭の良さだけでなく、ビジネスの感性で勝負する時代。仕事で成功を収めたければ、この本からその感性の磨き方を学んでみませんか?
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