近年、インターネットの普及によりコミュニケーションの取り方に大きな変化が生まれ、次々に新しい働き方が誕生しています。そんな中、最近登場してきた新しい働き方が「アメーバワークスタイル」。皆さんはこの「アメーバワークスタイル」をご存知でしょうか?
アメーバワークスタイルとは...?
アメーバワークスタイルとは、1つの場所や仕事にとらわれず、仕事の内容によってアメーバのように有機的に形を変え、仲間と繋がる事で増殖を続けながら変幻自在に働くワークスタイルのこと。これまでの働き方のように与えられた仕事をただこなすのではなく、個人の存在が仕事や新しい価値を生み出します。
アメーバワークスタイル的な考え方ならば、会社という組織に属さなくても仕事をすることは可能になります。実際に、月に30万円の仕事を1つするのではなく、3万円の仕事を10個するというアメーバワークスタイルを提唱・実践している方もいます。この方は、モンゴルツアーの開催、結婚式の企画・設営、さらには誰も住んでいない家を見つけて人に貸して家賃収入を得たりと、目の前にいる人を喜ばせることで収入を得ています。この方は、仕事を生業と呼んでおり、そのことについて以下のように語っています。
なぜ今アメーバワークスタイルが登場してきたのか?
ネットの普及により自分で足を動かさなくても、すぐに情報が手に入る時代になりました。実際に経験をしていなくても情報を得ることに満足して、経験したような気になってしまいます。本来ならば、自分の足で動いてリアルに経験し、情報を得ることが仕事のやりがいに繋がるはずです。
巨大な組織の中で、与えられた情報を機械的に処理する現代のワークスタイルにやりがいを感じられない、また本当に人間的な営みと言えるのか、疑問に感じている人も多いはず。アメーバワークスタイルの登場の背景には、そんな現代の働き方のシステムに疑問を感じている人の存在があるのではないでしょうか?
”働く”とは就職することだと多くの人が思っています。でも、実際には就職は働くという枠の中の1つの選択肢にすぎません。働き方がますます多様化するこれからの時代、お金のために自分の信念を変えたり、無理に何かを犠牲にしなくてもキャリアを築くことが出来るようになるのでしょう。好きな人と好きな場所で好きな仕事を出来る、アメーバワークスタイルのような働き方が登場してくることで、仕事とプライベートの垣根も埋まってくるのかもしれません。
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