海外赴任と聞くと、商社やメーカーを思い浮かべる方も多いと思います。しかし、最近では様々なジャンルの企業が積極的に海外赴任を行っており、商社やメーカーに限った話ではなくなってきています。
なぜ海外赴任に積極的な企業が増加しているのか?
1番大きな理由として挙げられるのは、日本の市場が飽和しているということ。多くの企業が新たなビジネスチャンスを求め、アジアを中心とした新興国に市場を求める動きが高まっています。とは言え、国ごとに文化が大きく異なるため、いざ事業を始めようと思ったら肌感覚で文化を習得する必要があります。そのために現地に人を赴任させ、現地社会の文化について学ばせる企業が増加しているという訳です。
海外赴任をした方がキャリア形成に有利?!
転職サイト 「en」の調査によると、『海外勤務の前後で働き方や働くことへの意識に変化がありましたか?』という質問に対して、実に74%もの人が”あった”と回答しています。では、どのように意識は変化するのでしょうか?
勤務時間よりパフォーマンスを意識した時間の使い方
日本では勤務時間が長い人ほど頑張っていると見なされる傾向がありますね。これに対して、海外では効率や業務パフォーマンスが重視されるため、長く時間をかけていると仕事が出来ない人と見なされてしまいます。また、海外ではプライベートの時間を大切にしているためほとんどの社員が定時に仕事を終えています。考え方を180℃変える必要があるため、自然と時間の使い方が上手くなるようです。
多角的に物事を見られるようになる
日本という国の特殊性や文化を客観的に見ることができ、多角的に物事を見られるようになったと感じている人も多いよう。日本での常識は必ずしも海外での常識ではありません。現地の社員たちとチームで働くことで文化や言葉の壁を乗り越えらる喜びは、何物にもかえられない経験となるようです。
コミュニケーションの大切さを痛感
日本人同士だと相手もわかっているだろうと思って、暗黙の了解を過信してしまうことも多いですよね。でも、情報不足が原因でミスに繋がることもしばしば。海外では暗黙の了解は通用せず、日本以上に明確にストレートに主張する必要があります。いかにスピーディにアクションまで繋げるか、効率的な意思決定が得られるよう工夫するようになるようです。
最近ではキャリアや年次に関係なく海外赴任に立候補できる企業も増えてきています。海外で実感する文化や価値観の違いは日本にいるだけでは気付けないことも多いです。また、異国の地で試行錯誤しながら未知の領域にチャレンジしていくという経験はしたくても個人ではなかなか出来ないもの。視野を広げ、これからのキャリアの幅を広げたいという方は是非、海外赴任にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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