日本政府が現在抱える大きな問題の1つは財政問題。日本の国債は平成26年度末には780兆円であると予想されています。その中でも財政を圧迫しているのは医療費を始めとする社会保障費です。
現在の医療費は約40兆円であることが明らかになりました。この医療費は公費や医療保険から支払われた額を合計したものであり、政府が負担している金額を指しています。しかもこの医療費は現在のGDPの伸び率よりも高い数値であり、財政を圧迫していることは間違いありません。
医療費増大の大きな原因は高齢化が挙げられています。しかし、高齢者が増えることによって医療費が増大することが原因なのではなく、入院する必要がないにも関わらず入院を勧め、高額な医療費がかかっているということが根本的な原因です。
そんなムダな医療費を発生させている原因は、医療機関の充実にあります。関東に比べ関西では医療機関が充実しており、一人当たりの医療費が高いという現状があり、それが財政を圧迫しているとされています。
そんな財政難を解決するために政府は新たな施策を打ち出しました。
政府は、各都道府県ごとに医療費の上限目標を設定することを明らかにしています。入院する必要のない患者を入院させる等のムダを検証し、医療費の少ない地域に目標を合わせていく姿勢です。
消費税を増税し財源を確保するだけではなく、今あるムダを省き必要な人にしっかりとした医療を届けられるような体制を目指していくようです。
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