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びびらない、ブレない、図太い人になる方法、『人に強くなる極意』

Yudai Imamura

2014/09/03(最終更新日:2014/09/03)


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by iyoupapa
 相手が威圧的な態度をとってきた、予期せぬトラブルが起きてしまった、など仕事ではこうした悪い場面に遭遇する機会もあるでしょう。思わずビビッてしまったり、自分の考えがブレてしまいそうになるかと思います。しかしビジネスマンにはこうした状況にもしっかり対応できる能力が必要。 『人に強くなる極意』という本が、どんなシチュエーションでもブレない「図太い人」へのなり方を教えてくれます。

相手をよく観察する

 びびらないためには相手や対象を知り、相手の 本質意図を見極めることが重要です。相手の価値観はどのようなもので、どんな意図と論理で行動しているのか。それがわかれば、相手が何を言おうがどんな威圧をしてこようが、冷静に対応できるはず。

 もし周りにびびってしまう相手がいたら、そんな時ほどよく 観察しましょう。怖がって目をそらしたり無視するのはNGです。相手が見えなくなり、ますます恐怖感が大きくなってしまいますよ。

「メタ認知」がイライラを解消させる

 何かにストレスを感じたり怒っているときは、仕事の効率にも影響が出るものです。怒りの感情を抑えることは難しいでしょう。しかし、それを別な方に向ける回路を組み込む事はできます。この怒りは嫉妬からくるものなのか、コンプレックスからくるのか、焦りなのか。その出所を突きとめ、分析していくのです。

 このように論理的に感情の糸をほどいていくと、まずその作業自体で冷静になれるもの。これを 「メタ認知」というそうです。物事を引いた目線で俯瞰すると、怒っている自分を、もう1人の自分が客観的に見ているという構図が生まれます。この構図ができると、怒りで我を忘れるという状態には陥らずに済むでしょう。

 感情は、それ自体を完全に消し去ることはできませんが、 論理的に自己分析することによって、変質させることができるのです。ただし、それには知識や経験が必要。著者のオススメトレーニング法は、小説や映画に触れることで 様々な人生を代理経験することだそう。



 この本では、外務省の分析官としてロシア外交の最前線で活躍してきた著者から図太い人になる頭の使い方を学ぶことができます。対人関係やトラブルなどによって自身の考えがブレてしまっては、仕事の成果にも影響が出てくるでしょう。何があっても動じない「図太い人」に、あなたもなってみませんか?



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