グローバル化により、他国との関係が重要視されるようになった現代。今回、ロシアと日本が争う「北方領土問題」の解決に向け、今年も国民大会が開催されました。
以前北方領土に住んでいた元住民たちが北方領土の返還を求め、国民大会を開催しました。その中では、北方領土の1つである色丹島が舞台となった映画が上映されたり、そのモデルとなった人が講演を行いました。
元島民らの中では高齢化が進んでおり、元島民たちが存命の間に出来る限りのことをしたいという強い意志を感じられる全国大会。ロシアに実行支配され続けている北方領土の返還を絶対に諦めないという強い思いが明らかになりました。
きっかけ
そもそも北方領土問題とは、日本がポツダム宣言を受諾し降伏した後にソ連軍が北方領土を侵攻したことで島民が追い出され発生した日露間の問題のことを指します。ソ連が崩壊した現在では、ロシアがその後を引き継いで実行支配を行なっています。
上記のことは、学校で教わったという人が多いでしょう。そのため、北方領土問題を歴史として捉えている人が多くいます。しかし、最近でもこの北方領土問題は動き続けているのです。
最近のできごと
8月12日にロシア軍が北方領土において軍事演習を行ないました。それを受け日本は、ロシアの日本に対する挑戦であるとして軍事演習に厳重抗議を行いました。
しかしロシア側は、自国の領土で軍事演習を行なう権利は他国によって侵害されるものではないと主張。あくまでも北方領土の主権はロシアにあるとの姿勢をとりました。
その他にも、2012年から消灯し続けていたはずの灯台が点灯し始めるなど北方領土における動きが徐々に慌ただしいものに。その理由は未だに分かっていませんが、ロシア側が北方領土問題に対する何らかのメッセージを送っているとの見方があります。
今秋には日露首脳会談が行なわれる予定です。この機会に北方領土問題に何らかの進展がもたらされるのでしょうか。
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