家電量販店などでよく見かける値引き交渉。買い物をする多くの人は、「もう少し安かったら…」と思ったことあるのではないでしょうか?
特にインターネットでは、値引き交渉はほとんど不可能でした。しかし最近、お店の買う側が値段を決められるという買い物の常識を覆すようなサービスが海外で登場したのです。
欲しい商品の値段を自分で決められるサービス「Higgle」
そのサービスは「Higgle」。なんと、欲しいと思った商品の値段を自分で決めることができます。購買できる商品は、「Higgle」がパートナー契約を結んだブランドのみとなっていますが、買う側が値段を決められるため通常の小売価格よりも安い値段で購入することができます。
買う側にしかメリットの無さそうなサービスに見えますが、なぜ売る側は商品の値段の決定権を買う側に委ねているのでしょうか?
それは「Higgle」の価格共有機能に秘密がありました。「Higgle」は自分で決めた値段を共有する仕組みで成り立っているため、売る側としては安く売る代わりに、買う側にプロモーションを手伝ってもらえるというワケです。
例えば、「Higgle」で販売中の財布は、希望小売価格$110のところ$65ドルと、41%OFFの値段で購入が可能でした。あまりにも低い価格を提示すると、フェアではないということでオファーが認められません。
買う側がすべき仕事は価格の共有のみ!
「Higgle」を使うにあたって、買う側がやるべき唯一の仕事は自分が決めた価格の共有のみ。Facebook、Twitterに共有し、買う可能性のある人を増やしていくだけです。自分で値段を決められる代わりに商品のエバンジェリストになる、といった感じ。
商品の値段を買う側が決めるという、これまでの買い物の常識を打ち破った「Higgle」。3年前と比べて、大きく買い物の形は変わりましたが、まだまだこれからも買い物の形は大きく変わっていきそうですね。
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