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『敵を味方に変える技術』は、相手をリードするコミュニケーションにあり!

Yudai Imamura

2014/08/22(最終更新日:2014/08/22)


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『敵を味方に変える技術』は、相手をリードするコミュニケーションにあり! 1番目の画像
by Kris Krug
 営業で取引先から契約をもらうときや、社内プレゼンで自分の企画が承認されるときなど…。こうした重要な場面で決め手となるのはいつでも、専門的な知識云々ではなく対人関係なのです。自分の思い通りに事を進めるために、相手を”味方”につけてしまいましょう! 『敵を味方に変える技術』という本が、相手をリードするコミュニケーションのコツを伝授してくれます。

 まず大切なのは、 相手のプライドを尊重すること。ときには、相手が間違った主張をしていることもあります。そんな時は、次のようにしてみましょう。

まず、「なるほど、そうですね」と言って賛同することだ。これは相手の警戒心を取り除く効果的な方法である。相手からすると、当然、あなたが反論すると予想していたのに賛同してくれていることに意表を突かれるのだ。

出典: ボブ・バーグ(2014)『敵を味方に変える技術』
 しかし賛同したからといって、自分の主張を放棄すべきだということにはなりません。賛同の後に 「私はもしかしたらこうではないかと思うのです」とか 「じつは、私はこんなふうに思っています」といった前置きの言葉を使ってみましょう。相手の心理的抵抗をやわらげることができます。

 そして対人関係で主導権を握るための重要なステップは、 適切な雰囲気をつくること。ときには交渉が難しい相手と対面することもあります。その場合は 「○○さん、この話し合いによってどんな成果を上げたいですか?」「そのために私はどうすればお役に立てますでしょうか?」などと問いかけてみましょう。これはお互いの利益になるような話し合いをする姿勢を伝えるのに役立ちます。相手も前向きな姿勢でその質問に答えようとするから、双方に利益をもたらす対話が成立しやすくなるでしょう。

 また、自分と相手の意見が対立している時に効果的な方法は、 相手に賛同している部分を発見して指摘することです。相手の気持ちを理解しているだけでなく、相手の意見が理にかなっていることを示しましょう。これで相手はあなたに敬意を抱き、あなたの意見にも心を開くはず。相互理解の精神に基づく親切な態度をとっているあなたに対して、相手もあなたの主張を擁護してくれることでしょう。

 この本では職場や学校、家庭など様々な場で対面する相手を味方につけリードしていくコミュニケーションの秘訣を学ぶことができます。対人関係のせいで自分の思い通りに仕事ができない、という方はこの本から人をコントロールする方法を学んでみてはいかがでしょうか?



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