「雑談力」が必要とも言われている今日の社会、面白い話ができるビジネスマンは強いです。あなたは話が面白い人でしょうか?面白い話をするためにはいくつかの法則があるのです! 『なぜ、あなたの話はつまらないのか?』という本が、話がグングン面白くなるノウハウを教えてくれます。
まず重要なのは 話題選び。自分が面白いと思う話が、聞き手にとっても面白いわけではありません。話題選びで心がけるべきは 聞き手が「共感」するか否か、です。あなたの話を「おもしろい」と思ってもらうためには、テレビ番組のテーマ選びと同様に、できるだけたくさんの人が経験し、共感しているネタをチョイスしましょう。実際、テレビの世界で話がうまいと言われている有名人や芸能人は、皆この法則に則って話をしているそうです。
そしていざ話をする際に注意すべきポイントは、 「フリオチ」のステップに沿って話をすること。著者はこの「フリ」と「オチ」を打ち上げ花火にたとえて説明しています。
フリは具体的には聞き手に「この先、この話は当然こうなるんだろうな」という想定をさせるもの。それに対しオチではその想定を裏切るような意外な結末を用意しましょう。このフリとオチは、 「なのに」を使う事で簡単に作り出す事ができます。聞き手の想定を裏切るには、オチとフリが矛盾していればいいため、「なのに」で接続すればフリオチが効いた話になりますよ。この「フリオチ」の実践例として、著者はレーガン大統領のスピーチを挙げています。
著者は「うたばん」「アッコにおまかせ! 」など、人気TV番組を手がける放送作家。この本ではTV制作にも用いられる、面白い話をするための話題選び、面白くするための話の組み立て方を学ぶことができます。「自分では面白いと思っても、相手のリアクションがイマイチ…」など、トーク力に自信が無い人は、一度この本から学んでみてはいかがでしょうか?
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