HOMEビジネス 「農業転職」が都会の若手ビジネスマンに人気!農業ビジネスの知られざる魅力

「農業転職」が都会の若手ビジネスマンに人気!農業ビジネスの知られざる魅力

Rio

2014/08/18(最終更新日:2014/08/18)


このエントリーをはてなブックマークに追加

「農業転職」が都会の若手ビジネスマンに人気!農業ビジネスの知られざる魅力 1番目の画像
 近年、サラリーマン生活に別れを告げ、農家に転職するビジネスマンが増加しているそうです。昨年発表された「 新規就農者調査(農林水産省)」によれば、39歳以下の新規就農者は1万5030人。前年に比べ5.7%も増加しています。

 農業転職しているビジネスマンは、農業に全く関わったこともない人たちがほとんど。中には、投資銀行や商社など金融業界で活躍していた職歴を持つ人が農家に転身し、収益性の綿密な計算など、前職で培った自身のスキルを活かして農業の領域に新たな風を吹き込んでいる人もいるとか。

 では、彼らはなぜ今、農家に転職することを望むのでしょうか?

社会人としての挑戦と自己実現の両立が可能

 その大きな要因としては、社会人としての挑戦と自己実現の両立の手段として農業転職が最適だということが挙げらます。農業は他の業種に比べ、これまで実務へのビジネススキルの適用・浸透が遅れていた分、これから飛躍的に洗練されていく未開拓の可能性を膨大に秘めています。そのため、開業志向を持った若手ビジネスマンにとって、前職で培った自身のビジネススキルを活かしながら、農業をビジネスとして成立させることが出来ると同時に、新しい可能性を切り拓いていく楽しみがあります。
 
 また、都会の喧騒を離れのびのびとした空気の中、自分のペースで仕事を進められるという点も、都会のビジネスマンにとっては農業転職の魅力の1つとなっているのではないでしょう。

農業ビジネスの実際とは...?

 では、実際に都会の会社を辞め、農家への転職を果たした人が起業した会社にはどのような会社があるのでしょうか?

トップリバー

 創業者の嶋崎秀樹氏は元菓子メーカーの営業で、農業とは全く無縁だったそうです。2000年にこの会社を設立し、営業担当が飲食業者などと契約を結び、直接商品を納入しています。要するに、営業主体の農業に切り替えたのです。すると、流通マージンが減るだけでなく、消費者からの声を聞いて品質を高めたり、企業の要望に従うなどして作物が高く売れるようになりました。直接市場と相対すれば、農業は「儲かる商売」だということですね。

あっぷふぁーむ

 創業者の高橋隆造氏は2001年に大阪で宝飾ビジネスを起業して成長させましたが、大学時代に発症したパニック障害に悩まされ、やむなくビジネスを断念。その7年後に廃業したそうです。パニック障害には農業が良いということを女優・高木美保さんの体験談から知り、一転して農業での起業を決意しました。農産物生産のみならず、地域の農産物を流通させる商社のような機能でビジネスを展開しようと発想を転換し、この新たなビジネスモデルが地元で話題を呼んでいます。


 このように、自分の意思次第では田舎でも十分に成功することは出来ます。農業はまだまだ若手ビジネスマンの従事者も少なく、開拓の余地が存分にある狙い目の業種だと言えるでしょう。将来開業を考えている方は未開拓の業界、「農業」も視野に入れてみてはいかがでしょうか?

hatenaはてブ


この記事の関連キーワード