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就職氷河は溶けた!就職難ではなく採用難のその理由とは…

Kazuki

2014/08/11(最終更新日:2014/08/11)


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就職氷河は溶けた!就職難ではなく採用難のその理由とは… 1番目の画像 
by chiaki0808
 皆さんは、就職=大変というイメージを持っているのではないでしょうか。しかし今、たくさんの企業が採用に困っています。採用したくても人が集まらないのです。就職氷河期と呼ばれる時代が続いていた日本ですが、どうしてこのような状況がおきているのでしょうか。

中小企業が来春の卒業予定者の採用に苦戦している。
景気回復で大手企業が採用者数を増やし、しわ寄せを受けているためだ。数年前まで「氷河期」と言われた就職戦線は様変わりしており、終盤戦にさしかかった時期にもかかわらず、十分な人数を確保できていない中小企業の経営者らは焦りを募らせている。

出典: https://www.yomiuri.co.jp/economy/20140723-OYT1T50133.html

採用難は誰のせい? 

 企業の採用に苦戦しているのは、中小企業です。中小企業が採用難に陥っている理由として2つあります。

  1つ目は、大手企業が採用枠を増やしたためです。アベノミクスや東京オリンピック開催により、2015年卒の採用者数は前年度に比べて増えたのです。また、多くの学生が大手志向にあります。スケールが大きい仕事がしたかったり、安定性を求める学生が増加しているようです。一方で中小企業も景気の回復により採用人数を増やしたいものの、学生のニーズとマッチしないのです。

 2つ目は、多くの中小企業が新卒採用にこだわっているためです。新卒者にはたくさんのメリットがあり、体力があったり、将来性を秘めていたり、組織をリフレッシュできたりします。採用を新卒者に限定した結果、多くの企業が採用難となってしまっているのです。

 中小企業が採用難となってしまった原因は、大手企業と中小企業の両方にあったのですね。

今が転職のチャンス!?

 多くの企業が採用に困っているということは、逆に言うと就職する人達にとってはチャンスということです。では、どのような業界が人手不足なのでしょうか。

雇用環境の改善を受け、人手不足への懸念が深刻化しつつある。東日本大震災からの復興や東京五輪に向けた労働需要が急拡大する建設業界のほか、人材が流動化しやすい流通業や外食産業にも人手不足の波が押し寄せ、経営を圧迫するケースも出ている

出典: 人手不足が深刻化 待遇改善、人件費高騰で経営圧迫 - MSN産経ニュース
 建設業、流通業、外食産業等が人手不足のようです。新卒の就職希望者が集まらず、中途採用枠を設け始めた企業もたくさん出てきています。就職希望者が集まらないことだけでなく、離職率が高いことも人手不足の原因となっているのが現状です。


 就職氷河が溶けた今、転職を考えている人には大きな契機かもしれません。しかし、採用されやすいから、という理由だけで就職先を決めてしまっては自身と仕事がミスマッチしてしまうこともありえますので、自分の先を見据えた上で就職先を選んでみることをオススメします。

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