寄付をしようと思っても、行動に移せる人は少ないでしょう。寄付をしたとしても、そのお金が何に使われているかわかりませんし、本当にそのお金が貧困に苦しんでいる人々のためになっているのかもわかりませんよね。
そこでドイツの人権団体であるMisereorが、「デジタルサイネージ」と「クレジットカード」を使用して、寄付したお金の使い道がわかる新しい寄付の形をデザインしました。早速、動画と画像でみていきましょう。
欧州では、会計の際に40%以上の人々がクレジットカードを使用しています。そこに目をつけたドイツの人権団体が考えだしたアイデアが...。
デジタルサイネージを取り入れた「The Social Swipe」です。どのようなものか見ていきましょう。
駅や空港などに設置された「The Social Swipe」。中央に溝があり、そこへ自分のクレジットカードをスキャンさせるという非常にシンプルなシステムになっています。スキャンさせると2ユーロ(約280円)が、貧困に苦しんでいる国々に寄付されるのです。
さらに寄付したお金がどのように使われているかは、デジタルサイネージに映し出された映像でわかります。
寄付したお金が、食料品に使用されるならばパンが連動して切れます。
奴隷解放に使われるならば、ロープの映像がデジタルサイネージに連動して、ロープが切れます。
またクレジットカードの明細表には、寄付されたお金がどのような形で使われているかも記載されています。
欧州では大人から子供まで多くの人々が寄付を行っているそうです。
デジタルサイネージとクレジットカードを組み合わせることによって、新しい寄付の形をデザインした今回のキャンペーン。スキャンに連動した映像で、寄付したお金が何に使われているかを認識することができました。さらに使い道がわかれば、多くのお金を寄付するモチベーションにもなりますよね。
↓↓動画はこちらからご覧になれます。
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