仕事をしていると、面倒な仕事と楽な仕事が見えてきます。やらなければいけないと思いつつも、面倒なことでは気が乗りませんよね?自分がしなくてもいいのではないかと思うようになると、さらに気が滅入ってしまいます。そんな弱い心に真っ向から立ち向かうのが「面倒だから、しよう」という1冊。
「目の前に楽な道と苦しい道があって選ぶときに、苦しい道を選んだほうが人生の糧となる」という言葉を聞いたことがあります。苦難に直面したときこそ自分を飛躍させるチャンスなので、苦難に立ち向かうべきという考えです。その考え方は本書のタイトルである「面倒だから、しよう」でも説かれています。面倒なことは大抵の場合、避けては通れない大事なことであり、そこで立ち向かう心が糧になるのです。
仕事においても基礎となる環境づくりや土台づくりは非常に面倒なこと。しかし、基礎が固まっていなければその後の発展も見込めません。さらに成長させたいという思いがあるのなら面倒に立ち向かう強い意志も必要です。
とはいっても、人間は心が弱い生き物。できれば苦しい出来事には直面したくないからと、誰かにまるごと投げ出したくなりますよね。しかし本書で書かれている「自分で面倒だと感じることは、他人も面倒だと考える傾向にあるから、やると喜ばれる」ということを聞くと少しはやってみようかなと思いませんか?喜ばれるから面倒なこともやるのは打算的に思われるかもしれませんが、自分も他人も幸せになる非常にWin-Winの考え方なのだと思います。
仕事をする上でも面倒なことは多くあると思います。しかし、プロジェクトをうまく進めたり、より良いサービスづくりをしたい気持ちがあれば、ちょっとはがんばってみたくなりませんか?そのような前向きな気持ちになれる1冊、ぜひ手に取ってみてください。
Amazon.co.jp: 面倒だから、しよう: 渡辺 和子: 本
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