1台の車が1日に使われるのは平均2時間と言われており、「使う時間」より「使わない時間」の方が圧倒的に多い現代。そこに目をつけ、新たなサービスを生み出すスタートアップがアメリカで多く誕生しています。まだ日本では使えませんが、今アメリカで最も注目を集めるサービスの一つと言われている「Getaround」をここでは紹介します。
カーシェアリングサービス「Getaround」
日本ではカーシェアリングと聞くと、企業側が提供しているイメージが強いと思いますが、「Getaround」は個人の間で車を貸し借りできるサービス。Airbnbの車版とイメージすると分かり易いでしょう。
車の所有者は、自分が車を使わない時に有料で車を貸し出すことができ、車を借りる側は好きな時に好きな車種を借りることができます。
「借りる側」ではなく「貸す側」を大事にしている
本来、こういったサービスは「貸す側」ではなく「借りる側」に多くのメリットがありますが、「Getaround」は違います。「借りる側」ではなく「貸す側」に多くのメリットがあるユニークなサービス。では、どんなメリットがあるのでしょうか?
レンタル価格の設定は自分の好きにできる
1つ目のメリットは、車を貸し出す際の料金は自分で設定できるところ。「Getaround」のユーザーの中には車に乗らない時間を上手く使い、年間で100万円を稼いだ人もいるらしく、1つの職業のようになっています。
鍵の受け渡しが不要
誰かに車を貸すとなった際、面倒に感じることの一つが鍵の受け渡し。しかし、「Getaround」はそういった手間がかかりません。そこが2つ目のメリット。「Getaround」はCarkitというサービスを提供しており、これを車に設置するとスマートフォン上で鍵の開閉ができるため、直接会って鍵を渡す必要がないのです。
保険も完備
3つ目のメリットは、事故・盗難があった際の保険も完備されている点。些細なことかもしれませんが、細かい部分にまで気を配り、安心して人に車を貸し出せる環境が整っているのは「Getaround」の大きな魅力です。
借りる側にメリットの多いサービスは幾つかありますが、その逆を突き、車を貸す側に配慮したユニークなサービス「Getaround」。日本でもカーシェアリングの波が少しずつやってきていますが、「Getaround」のように、貸す側の視点に立ったサービスが増えてくると面白いかもしれません。
Getaround - Peer-to-peer car sharing and local car rental
Social car sharing: Rent cars by the hour from people around you. Start renting out yours today and earn cash.
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう