入社5年目、仕事のこなし方もわかってきて、やっと1人前のビジネスマンになれた!という実感が出てきたという方も多いのではないでしょうか。5年目の社員に多い悩みが、部下との接し方。今まで、先輩上司に付いてやってきた仕事を今度は部下に教えなければなりません。ここでは、部下がはじめてできたビジネスマンに、上司として、王あるべきかの基本事項を伝えていきたいと思います。
部下とのルールをきちんと定めておく
上司になりたてのころは、どうやって部下を指導していこうか悩みながら仕事を続けていくことが多いのではないでしょうか。その中でやりがちなのが、曖昧な理由で怒ったり、指導をしてしまうこと。部下は、前と言っていたことが違う、または、理由がわからずに怒られていると感じ、信頼関係を築くことが難しくなってしまいます。事前に部下との間で、守るべきルールを定めておき、指導をするときに軸がブレないようにしましょう。
根拠を明確にして指導に当たる
部下を指導する中で、困るのが、「どうして?」という部下の疑問。これに答えられないと、上司としての信頼だけでなく、自分の仕事のスキルも疑わしいものになってしまいます。自分として、どうしてこの仕事をするのかという部分を明確にしておくと、指導をするときにも、基準ができるため、部下にきちんと納得してもらいながらコミュニケーションを取ることができますよ。
正しい叱り方を習得する
「部下に嫌われたくない…」という思いからなかなか怒ることができなかったり、逆に、感情的に怒ってしまうという方も多いでしょう。叱るというのは、なんとなく一方的なコミュニケーションになってしまいますが、正しい叱り方というのは、部下としっかりとコミュニケーションを取るということです。なぜ、そのようなミスをしたのかであったり、部下はどのような意識で仕事に取り組んでいるのかという部分をまずは聞き、その上で指導をするようにしましょう。
しっかりと褒める
褒めることも重要な上司の役割です。上司が褒めることで、部下のモチベーションは上がり、円滑なコミュニケーションにも繋がります。部下を褒めるときは、まず、どこを褒めるのかを定めることが必要になります。その時考えたいのが、成果を褒めるのかそれともプロセスを褒めるのかということ。結果を褒めることはカンタンかもしれませんが、プロセスを褒めるためには、部下の仕事をしっかりと見守ることが求められます。部下をきっちりと見守り、褒めるべきところを見つけ出すということを忘れないようにしましょう。
ここでは、部下を指導するときの心得を紹介しました。上司に聞くこともできないような悩みを抱えている5年目の社員の方は、しっかりと指導するときのルールや心構えを持つことで、上司としての役割を果たすことができるのではないでしょうか。ぜひ参考にしてみてください。
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