会社には能力給、成果給という2つの給料の仕組みがあります。成果給は聞いたことある、という人は多いかもしれませんが能力給とは何なのか知らないという人もいるでしょう。一体、能力給とはどういった仕組みになっているのでしょうか?ここでは、能力給以外の会社の給料の仕組みを網羅的に解説していきます。
能力給:仕事をこなせる絶対量で評価
まず、能力給とは何なのか?そこから見ていきましょう。
能力給は、業務能率を指標とし支払われる給料が決まる仕組みです。「こいつなら、これくらい確実にできる」という人事の能力評価の基に給料が決まっています。特に営業職などに導入されている場合が多いようです。
年俸制:1年間で支払われる金額が事前に決定
では、「年俸制」とはどのような仕組みになっているのでしょうか?年俸制は、事前に1年間で支払われる賃金を話し合いで決めておき、その賃金を基にして1ヶ月の給料が決定します。今いち分からない、という人はプロ野球選手をイメージすると分かり易いかもしれません。
裁量労働制:みなし時間で給料が計算される
次は意外と耳にすることの多い裁量労働制。この制度は、業務の遂行方法が労働者の裁量に大幅に委ねられているというもの。労働時間の計算は、実務労働時間ではなく「みなし時間」によって決まるというのが特徴的です。「みなし時間」とは何なのか、分からない人は下記の説明を読んで下さい。
つまり、「1日に8時間働いたものとみなす」となっている場合は6時間働いても8時間分の給料が支払われるのです。
完全月給制・日給月給制:1ヶ月単位で給料が決まる
社会人のほとんどは月給制で働いていることでしょう。その月給制にも種類が2つあります。それが完全月給制と日給月給制。この2つの違いは、いたって簡単です。上記にも述べられていますが、休んだ日分の給料が引かれるかどうか。ほとんどの社会人は完全月給制で働いていることでしょう。
年齢給:年齢によって給料が決定
年齢給は、言葉の通り年齢によって給料が決まる仕組みです。
年齢給の給料は、年齢ごとに必要な生計費を基に決められています。ですから、どれだけ成果が残せていなくても年齢が上がれば、自動的に給料も上がっていくのです。
会社には、色々な給料の仕組みがありました。最低限、自分が働いている会社の給料がどのような仕組みになっているかは知っておくと良いかもしれません。
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