朝ごはんを食べるのが面倒くさいと思っている人も多いのではないでしょうか。
実は、朝ごはんを食べないと様々なデメリットを受けてしまう可能性があります。
本記事では、朝ごはんを食べないことのデメリットや食生活を整えるポイントをご紹介します。
- ビジネスでの成功と直結する生活習慣は「食」
- 1日のトータルバランスを考えて食事を取る
- 食事の時間を決めて、生活リズムが整える
ビジネスの成否と直結する生活習慣は「食」
身支度や、起床時間を考えると、どうしても朝ごはんを食べる時間がないという人も多いのではないでしょうか。
睡眠と比べるとおざなりにしてしまいがちな食生活ですが、実は健康的に過ごすためにも、仕事で成功するためにも、食生活が大切です。
以下では、食生活を改善するためのポイントや、朝ごはんを食べないことのデメリットをご紹介します。
ポイント1:「一日三食」は原則ではあっても「鉄則」ではない
「朝ごはんを食べないほうが調子がいい」「朝ごはんは絶対に食べないといけないのかな?」と思っている人も多いでしょう。
まず知ってほしい食生活を改善するための1つ目のポイントは、「一日三食」は原則ではあっても「鉄則」ではないということです。
そもそも、なぜ一日三食といわれているのか知っている人は少ないのではないでしょうか。
実は、江戸時代前半までは、ほとんどの人は一日二食でした。江戸時代後半になって明かりが普及し、人々の活動時間が長くなり一日二食では足りなくなって一日三食になりました。
現代では、さらに活動時間が伸びている人がいたり、活動様式が変わったりしているので、一日三食にとらわれる必要はありません。
しかし、一日三食ご飯を食べることに、メリットはあります。一日三食ご飯を食べると、「5〜6時間」に一回食事を食べることになります。一回の食事によって肝臓で作られるエネルギーは、体を「5〜6時間」動かします。
そのため、一日三食食べることは、体が健康に動くためにいいとされているのです。
朝ごはんを食べないことのデメリットと対策方法
三食のご飯の中で、最も食べる機会が少ないのは、「朝食」ではないでしょうか。
朝ギリギリまで寝たいために、朝ごはんを抜く人や朝は食欲がないという人もいるでしょう。
しかし、朝ごはんを食べないことには、様々なデメリットがあります。
以下では、朝ごはんを食べないことのデメリットと対策方法をご紹介します。
集中力や記憶力が低下する
朝ごはんを食べないデメリットの1つ目は、集中力や記憶力が低下することです。
寝る時間を考えると、前の食事からの時間が1番空いているのが、朝食の時間帯です。時間が立っていても、寝ているだけなんだからエネルギーも消費していないだろうと思っている人もいるのではないでしょうか。
実は、寝ている間も、エネルギーを消費しています。睡眠中に寝返りを打ったり、睡眠のためのホルモンを作りだしたりするので、寝ている間には300キロカロリーも消費しています。
そのため、自分では空腹を感じていなくても、脳はエネルギー不足になってしまっている可能性があります。
脳がエネルギー不足になると、イライラしたり、集中力が低下したりなどのデメリットがあります。
午前中から集中して仕事を行うためには、朝ごはんを食べるほうがおすすめだといえるでしょう。
体の目覚めが悪くなる
朝ごはんを食べないデメリットの2つ目は、体の目覚めが悪くなることです。
朝ごはんを食べると、胃腸や体全体が活動モードへと移ります。活動モードになると、胃腸が動き、食べたものが消化され、体に酸素や栄養素が行き渡ります。
ご飯を食べると、トイレに行きたくなる人も多いのではないでしょうか。トイレに行きたくなるのは、胃腸が動き出している証拠です。
また、寝ている間に下がった脳の温度を、朝ごはんを食べることで上昇させることもできます。脳の温度が上がると、脳が目を覚ますので、体全体も目を覚ますことに。
朝ごはんを食べないと、自分の体を休息モードから活動モードへ切り替えられません。
朝ごはんを食べることは、仕事前の準備運動であると思って、朝ごはんを食べるようにすることをおすすめします。
栄養素が不足しがちになる
朝ごはんを食べないデメリットの3つ目は、栄養素が不足しがちになることです。
朝ごはんを食べず、昼ごはんの前にお腹が空いて、お菓子のようなあまり栄養のないものを食べている人もいるのではないでしょうか。
栄養不足になると、体が疲れやすくなったり、イライラしたりしてしまいます。せっかく食べるなら栄養が取れるものを摂取したいものです。
また、自分の一日に必要なカロリーを知っていて計算をしながらご飯を食べている人は少ないのではないでしょうか。
一日に必要なカロリーは、女性の場合、1400〜2000キロカロリー、男性の場合、1800〜2200キロカロリーです。
朝ごはんを食べないと、一日に必要なカロリーを、昼ごはんや晩ごはんで取る必要があります。
朝ごはんの分のカロリーを昼ごはんで補おうとすると、血糖値が一気に上がりすぎてしまうことに。
血糖値が急に上昇すると、肥満になったり、ひどい場合は倒れてしまうなど体に負担をかけてしまいます。
三食バランスよく食べることで、血糖値が急に上がったり、栄養不足になったりすることを防げます。
収入が下がることにも...!?
朝ごはんを食べないデメリットの4つ目は、収入が下がる可能性があることです。
朝ごはんと年収なんて関係ないだろうと思う人もいるかもしれません。実は、朝ごはんを取ることで、収入が上がるという研究結果があります。
朝ごはんを食べて年収が上がる理由は、朝ごはんを食べることによって、生活習慣が改善されて、自然と生活のリズムが整い、時間を有効に使えるからという説があります。
朝食を食べないでメリハリのない生活をしてしまうと、年収に直結してしまうことがある可能性があるとのこと。生活習慣を整えるためにも、朝ごはんを食べることがおすすめなのです。
ポイント2:食事の量は1日のトータルバランスをとることが重要
食生活を改善するための2つ目のポイントは、1日のトータルバランスを考えて食事を取ることです。
食事をする際は、カロリーの面でも、栄養素の面でも、1日のトータルのバランスを考えて取る必要があります。
食事の量・栄養素は1日分で計算をする
「朝ごはんは軽めに食べたい」「夜は疲れていてたくさん食べられない」など、食事ごとに量が異なる人も多いでしょう。
食事の量や、栄養書は毎食単位ではなく、1日単位で計算するのがおすすめです。
また、一日三食食事を取るようにしても、特定のものしか食べないような食生活はバランスがいいとはえません。
できるだけバランスの取れた食事になるように、主食・主菜・副菜が揃った食事を意識しましょう。
主食とは、ご飯やうどん、そば、パンなどです。主食は、体を動かすエネルギーを与えてくれます。
主菜とは、肉や魚、大豆などのタンパク質です。朝ごはんでは、肉や魚が取りにくい人は、豆腐やお味噌汁を取りましょう。
副菜は、野菜やきのこ類、海藻のことです。朝ごはんでは、サラダを多く摂ることをおすすめします。
夜の会食がある場合は、朝昼を軽めにして整える
社会人の場合、夜に飲み会が入ることも多いのではないでしょうか。
夜にたくさん食べる場合は、朝昼のごはんを軽めにして調節するようにすることをおすすめします。
また、昼に重めのものを食べた場合は、夜は少なめにしましょう。
1日全体で、バランスを整えることを意識してください。
ポイント3:食事の時間を決めると、理想の生活リズムが整いやすい
食生活を改善するための3つ目のポイントは、食事の時間を決めることです。
生活リズムが狂ってしまうと、疲れやすく鳴ったり、夜に眠れなくなったり、イライラしたりする可能性が高まります。
心身ともに健康的に過ごすためには、生活リズムを整えることが効果的です。
朝ごはんに間に合うように起床する時間や睡眠時間を考えると、自然と生活リズムが整ってきます。
健康的な生活をするためにも、食事の時間を決めることをおすすめします。
自分にとってベストな食事の習慣を身に付けよう
- 朝ごはんを食べないと、集中力や記憶力が低下する
- 1日のトータルバランスを考えて食事をする
- ごはんの時間を決めて、生活リズムを整える
本記事では、朝ごはんを取らないことのデメリットと食生活を改善するためのポイントをご紹介しました。
毎日栄養バランスが取れた食事を準備するのは、難しいと思う人もいるでしょう。
「これまで朝ごはんは食べていなかった」「朝からガッツリ食べられない……」という場合は、バナナや牛乳などの簡単な食事から始めることをおすすめします。
少しでも朝に栄養のあるものを食べて、体のスイッチをオンにしてから仕事に取り組んでみてはいかがでしょうか。
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