多くの会社が取り入れている朝礼。会社によってそのスタイルは様々ですが多くの会社では報告や連絡、スピーチといった内容が主流だと思います。実はこのなんの変哲もない朝礼にあることを取り入れるだけで社員の自主性が抜群に上がるのです。そのある事とはズバリ「褒める」こと。では朝礼で褒めることでどのような効果が得られるのでしょうか?
褒めるといろんな変化が起こる!
人間は褒められると脳にアルファ波が流れ、心がリラックスした状態になります。するとエンドルフィンという幸せホルモンが分泌され、やる気が出てくるのです。
この画像を見て下さい。緑色の部分がお金をもらって嬉しかった時に活性化している部分、紫の部分が褒められた時に活性化した部分です。なんと、お金をもらって嬉しかった時に活性化した部分と同じ部分が褒められた時に活性化しているのです。
ボーナスや給与をもらう事はやはりモチベーションに繋がりますよね。でも、褒めることに費用はかからないのです! 褒めることを上手に使えば給与やボーナスと同じ効果が得られるということですね。
朝礼で褒めるのはなぜいいの?
では、あえて朝礼で褒めることにはどのような意味があるのでしょうか?
みんなの前で褒められる
社員全員や多数の社員が集まる機会は1日の中でも少ないですよね。多くの人が集まる朝礼で褒められることで、 より自分のやってきたことが認められた気分が高まりモチベーションに繋がるのです。
1日の始まりの時間
1日の始まりに注意を受けるのは誰だって気分がよくありませんよね。反対に1日の始めに褒められればお世辞とわかっていても嬉しいものです。また、怒りながら褒める人はいませんよね。だから、 褒める側も褒められる側も自然と笑顔になり良い1日のスタートに繋がるのです。
信頼を構築する
仕事ではチームのメンバーの信頼関係は言うまでもなくとても重要なものです。信頼関係がなければ会議などでも本音で話し合う事は出来ません。より良い仕事を一緒に作り上げていくためには相手の事をきちんと見る必要があります。褒めるためには相手の事をよく見ていなければ出来ませんよね。ですから、 褒めることで本音で話し合える信 頼関係を作り出すことが出来るのです。
褒める時のコツ
朝礼で褒めることのメリットを挙げてきましたがただ闇雲に褒めればいいというものではありません。お互いが気持ち良く仕事を進められる朝礼の褒め方にはちょっとしたコツがあるのです。
具体的に褒める
誰にでも当てはまるようなありきたりなことではお世辞に聞こえかねません。せっかく褒めるのならば、 その人にしか当てはまらないことを褒めてみましょう。そんなところまで見てくれているの?!とさらに喜んで貰えるでしょう!
当たり前のことにも目を向ける
褒めることは特別な事ばかりではありません。当たり前なこと程おごそかにしてしまう人も多いのです。そんな中、 当たり前のことをきちんと出来ている人がいれば積極的に褒めてあげましょう!
失敗も褒めることが出来る
例え指示通りのことが出来ていなくてもやろうという意思が見えたなら、ミスをした部分については注意し、 仕事に対する姿勢は褒めることができますね。もちろん、ミスをしている部分について指導することは大切です。でも、それ以上に"次はもっと頑張ろう"と思えるモチベーションの正のスパイラルを作り出してあげることの方がもっと大切ですよね。
朝礼は人材育成の場でもある
「短所を伸ばすより長所を伸ばす」という教育方針。掲げていてもなかなか出来ていない会社が多いのではないでしょうか?たった10分や15分の朝礼ですが、人材育成の場として絶好の場なのです。
褒める朝礼の威力をお分かりいただけたでしょうか?朝礼が事務的な連絡の場になってしまっている会社、人材育成に悩んでいる会社は多いと思います。そんな会社は是非、褒める朝礼を取り入れてみてはいかがでしょうか?
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう