自責の念という言葉があります。これは自分の過去の言動に対して、文字通り強く後悔することを言います。通常は、あまり良い意味では使いません。ストレスも溜まりますし体にも決してよいことではないからです。けれども、その気持ちを適度に持つことは、仕事をする上では必要な時があります。自責の念がはたして、仕事にどのようなメリットを生むというのでしょうか。
1. プラス思考を生む
自責の念とはもともと、自分で自分を責めるのみで、そこから抜け出せなくなる状態を意味します。そして、そのような状態にはなりたくないとも考えるものです。つまり、その原因を断ち切ることができるのであれば、再び同じような思いはしなくてすみます。
そこで、その原因を分析して対策を立てることができれば、自責の念をプラスに変えることになります。それは、仕事においてもひとつの進歩となるわけです。それがメリットのひとつということにもなります。
2. 常に予防策を考えるようになる
自責の念というものは、予防策を立てることにもつながっていきます。同じ失敗をしないようになるのはもちろんのことですが、それ以外にも色々と気を配るようになります。
ミスにつながりそうな事、事故につながりかねない事、あらゆる事に気を配ることができるようになります。それが仕事の場合には危機管理能力のようなものにつながっていくことになります。
3. 物事に真剣に取り組むようになる
誰でも仕事には真剣に取り組んでいると思います。けれどもそれが、義務感からのものか、心のうちからのものかは大きな違いがあります。心から真剣に仕事に取り組むことができるようになれば、仕事の質が格段に良くなります。自責の念が場合によっては、そのような心構えにつながることになります。
自分を責めすぎるのは良いことではありません。ストレスは仕事のパフォーマンスを大きく下げます。けれどもその抑止力はメリットにもつながっていきます。もし自分が事あるごとに自責の念に囚われるタイプだとしても、悲観することはありません。それは自分の成長につながるのです。そう思えれば、決して悪いことではないと思えるのではないでしょうか。
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