仕事で取引先と商談をしていて「もっと上手く話すことができれば…」と感じたことはありませんか?仕事が上手くいくかどうかは言い方次第、ということはよくありますね。相手に対して悪い印象を与えず仕事の話を詰めていきたいときに必要になるのが「交渉術」です。
では仕事で効果的な交渉術を得るためにはどうすればいいのでしょうか?今回はビジネスシーンで役立つ交渉術を身につける方法についてご紹介します。
【1】交渉上手の条件
ビジネスの場において、交渉が上手な人とそうでない人がいるのは事実です。交渉が上手な人とは、どんな人なのでしょうか。
交渉とは相手と合意するための話し合いですから、まず話し合いに臨む自分のことをよく知っていなくてはいけません。この場合の「自分」は、個人ではなくビジネスにおける自分を指します。自分の会社や担当部署などですね。
次に、話し合う相手のこともよく知っておかなくてはいけません。この場合も、担当者個人ではなく相手の会社の立場や仕事に対するスタンスなどです。
そして、交渉そのものに関しては回りくどい表現であれこれ言うよりも、言いたいことをシンプルに、的確に表現できる能力が必要です。交渉の場で次から次へとたくさんのことを言われても、相手も自分も「結局、何が言いたいんだろう」ということになってしまいます。
【2】交渉術を身につけるための方法
ビジネスで交渉を成功させるためには、まず自分が交渉上手にならなくてはいけません。交渉上手の条件、「自分を知る」「相手を知る」「提案はシンプルに」の前の二つは、徹底して下調べをすることで準備を行えます。
そして3つ目のシンプルな提案を持って交渉の場に数多く臨んでいけば、交渉術は次第に身についてきます。交渉術はセミナーや研修などで補うことが難しく、場数を踏むことで臨機応変の対応ができるようになります。
しかし、交渉上手の3つの条件だけで必ず交渉が成功するわけではありません。交渉を上手に進めていくためのポイントを押さえておくことが大切です。
まず相手との信頼関係を築きます。よく知らない人と難しい話し合いは、お互い気を遣うし腹の探り合いで、なかなか先に進まないこともあります。
また「ここまではできる」という線を明確にし、相手に伝えておくことも大切です。交渉はメールや電話よりは直接会って行ったほうが相手の表情が見えるので進みます。そして交渉で大切な提案は、相手に対して押し付けないようにすることが大切です。
いかがでしたか?交渉術で何よりも大切なのは「相手の立場になって考える」という点です。常に相手の立場になって考えることを忘れずに、上記の点を意識して交渉の場数を踏みましょう。そうすれば、あなたも自信を持って商談に臨めると思いますよ。
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