近年、従来の会社のあり方も大きく変化を遂げており、今までになかったユニークな制度を導入する会社が増えてきています。設立したばかりの新興の会社だけでなく、誰もが知っているような有名な会社まで社員のモチベーションアップや会社のイメージチェンジのために様々な取り組みしているのです。今回は、そんなユニークな制度を導入している会社を3つご紹介したいと思います。
1.小林製薬
「消臭元」や「熱さまシート」など、印象に強く残る商品のネーミングや面白いCMなどでお馴染みの小林製薬は、社内の制度も非常にユニークです。1996年に導入した「ホメホメメール」は、社員の優れた行動に対して社長が直接、メールを送りその内容や社員を褒め称えるというもの。小林製薬のように大きな会社では、あまり1社員が社長と接する機会は多くないはずですので、突然、社長からメールが送られてきたらとってもびっくりしますよね。
また、自分が行った取り組みなどを社内に向けてアピールする「青い鳥カード」という制度も小林製薬ならではです。申告した内容はイントラネットで社内に共有され、特に優れた内容は表彰と社内報への掲載がなされます。
2.未来工業
日本一のホワイト企業としてテレビやニュースなどメディアに広く取り上げられた未来工業もさまざまなユニーク制度を社内に導入しています。代表的な制度としては、社員が業務を改善するためのアイデアを発案したら1つにつき500円で買い取るというものが挙げられます。改善のアイデアといっても堅苦しく難しいものである必要はなく、社員食堂のメニューについてなどでもOKだそう。また、アイデアが採用されれば最高3万円の支給があるということで、多くの社員が提案を行っているそうです。
その他、社会人の基本とされる「ホウレンソウ」を禁止しているのも未来工業のユニークなところ。これは、自分で考える自主性を高めるために行っていることで、実際にこの制度の導入後、数多くの成果が見られたとされています。
3.株式会社OKUTA
住宅リフォーム会社の株式会社OKUTAは、社員が眠たくなったらいつでも仮眠を取って良いという制度を導入しています。仮眠の時間は15分~20分と決められていますが、仮眠のために申告する必要もなく、眠気を感じたら自由に眠って良いということで、社員からのウケは上々とのこと。
この仮眠精度はアメリカの会社ではごく一般的に導入されているもので、短時間の仮眠を挟むことにより仕事の能率や集中力の向上を図ることができるとされています。眠たいにも関わらず、無理に頑張っても良い結果は生まれませんから、多くの企業でもこの制度は採用して欲しいところですね。
以上、会社が導入しているユニークな制度についてでした。型にはまった制度だけを採用している会社よりも上記で紹介した会社のように新たなことにチャレンジしている会社の方が将来性を感じさせてくれるような気がしますね。ぜひ、これを読んだ方は会社に「こんな制度どうですか?」と提案してみてはいかがでしょう。
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