休みの日の過ごし方は、「一日中寝る」「溜まっていたドラマ、アニメを見る」「本を読む」など人それぞれ。
自分のペースで休日を満喫するのもいいですが、可能であれば土日に疲労回復してから月曜からの仕事に挑みたいもの。
今回は疲れをとって万全のコンディションで仕事に挑めるようにするための、休みの日の過ごし方を紹介します。
- 休みの日を有意義に過ごすための3つのポイント
- アクティブレスト・パッシブレストの違い
- 休日を有意義に過ごす15の方法
休みの日を有意義に過ごすために守るべき3つのポイント
待ちに待った休日。朝ゆっくり起きて、ご飯を食べてゴロゴロしていたらいつのまにか夜になっていた……なんて経験がある方も多いでしょう。
疲労回復のため、土日はゆっくり過ごすのもひとつの方法ですが、あまりにもゴロゴロしていると休日をムダに過ごしてしまった……ともなりかねません。
では、休日を有意義に過ごすためにはどうしたらいいのでしょうか。3つのポイントを確認してみましょう。
1．ゴロゴロするだけでは実は疲労が溜まってしまう
休みの日は家でまったり、ゴロゴロ……という過ごし方のほうが心と体の疲れをとることができるのでは、と思っている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、休みの日に室内でゴロゴロと過ごすだけでは、かえって精神的疲労度を増幅させる恐れがあります。
普段の睡眠時間よりも＋2時間程度は睡眠を取るのはOKですが、あまりにも長時間寝続けることは体に負担をかけることになったり、リズムを崩してしまったりとデメリットがあるのです。
精神的な疲労を回復させるためにも、休みの日はある程度アクティブに過ごすことを心がけるようにしましょう。
2．「アクティブレスト」と「パッシブレスト」のバランスを取る
休日の過ごし方は「アクティブレスト」「パッシブレスト」の2つに分けられます。
休日に運動をしたり、体を動かしたりアクティブに過ごすことを「アクティブレスト」、読書や映画鑑賞などで静かに過ごすことを「パッシブレスト」といいます。
積極的休養とも呼ばれる疲労回復方法である「アクティブレスト」は、疲労時に軽く体を動かすことで血流を改善して、疲労物質の排出を促すもの。体を追い込むようなトレーニングとは異なり、息が上がらない程度に運動するものを指します。
- 無理のない範囲でストレッチをする
- ゆっくりと散歩する
- 息が上がらない程度にジョギングする
- 温水プールで15〜20分ほど水中ウォーキング、ゆっくりクロールする
温水プールの場合、静水圧や浮力の作用で筋肉をほぐれたり、血行促進に効果があったりするなど、ただ水に浸かっているだけでもアクティブレストの効果があるそう。
どちらに偏るのではなく、アクティブレストとパッシブレストをバランスよく行なうことが休日を有意義に過ごすために有効です。
3．日光・紫外線に当たる
家でずっと過ごしていて、日光や紫外線を浴びないまま一日を終える……といった経験がある方もいらっしゃるかもしれません。
実は、外出せずに日光や紫外線を浴びないまま1日を過ごすと、骨の形成、免疫機能や筋力を高めるために必要なビタミンDが自然に生成されなくなってしまいます。
ビタミンD生成に必要な日光照射時間は、季節や天候の条件によっても異なりますがおよそ15分〜60分ほど。どんな季節であれ、1時間程度は外を歩くことがおすすめです。
【参考】体内で必要とするビタミンD生成に要する日照時間の推定
【パッシブレスト編】一人でもできる！充実した休日の過ごし方10選
「休日の過ごし方」について知りたい方の中には、友人との予定がない休日の過ごし方がわからない……という方もいらっしゃるでしょう。
一人での休日の過ごし方がわからない方に向けて、パッシブレストとアクティブレスト別におすすめの休日の過ごし方を紹介します。
まずは、1人でも充実した時間を過ごせるパッシブレストの10のアイデアを紹介します。
1．映画・ドラマ・漫画・本などで文化に触れる
出典：amzn.to
休日におすすめの1つ目のパッシブレストは、映画・ドラマ・漫画・本などの鑑賞です。
家で何もせずゴロゴロするのもいいですが、せっかくならば話の種になるような映画やドラマ、漫画などを読んで過ごしてみるのがおすすめ。
「ハリー・ポッター」や「スター・ウォーズ」などの長編作品を連続で観たり、話題の海外ドラマを観たり、友だちにおすすめされた長編の漫画を読んでみたりしてはいかがでしょうか。
誰かにおすすめされた作品を観たら、おすすめしてくれた人に感想を伝えてみると喜ばれるはず。
新しい分野の作品に触れてみることで、新しいアイデアやインスピレーションがわくかもしれません。
2．カフェでのんびり過ごす
休日におすすめの2つ目のパッシブレストは、カフェでのんびり過ごすことです。
家にいるとつい何もせずにボーッとしてしまう人におすすめの休日の過ごし方が、カフェに行くこと。
カフェに行けば、周りの人の目があることで、リラックスしながらもやる気になれます。
コーヒーを飲みながら、仕事関連の書籍を読み漁るもよし。興味のある分野の調べ物をするもよし。旅行の計画を立てるのもよし。PCを持ち込んで作業してみるもよし。
落ち着いた空間で気の向くまま、好きなように過ごしてみることで、自分の考えがまとまりやすくなりますよ。
3．料理をする
休日におすすめの3つ目のパッシブレストは、料理をすることです。
平日にも食べられるような作りおきをしたり、ちょっと手のこんだ休日ならではの料理をしたりして、料理の腕を磨いてみましょう。
健康状態を管理できるようになるだけでなく、生活費の節約に繋がることも。また、料理を振る舞うことになったとき、段取り良く料理できる姿を見せることができます。
「料理が苦手」「イチからしっかりしたものを作るのは大変そう……」という方は、地方の特産品などをお取り寄せしてみるのもおすすめ。少し手を加えるだけで、お店の味が楽しめます。
4．ブログ、日記を書く
休日におすすめの4つ目のパッシブレストは、ブログや日記を書くことです。
何も記録しないままでは流動的に時間が過ぎていくだけですが、ブログや日記を書くことによって、自分が過ごしてきた時間を「文章」というカタチで残すことができます。
日記を書くのであれば、1週間のうちに起きた些細なできごとをメモ書き程度に紙に記してみましょう。
また、noteやアメブロなどのWebサービスを使って、趣味のことを書いてみるのもいいでしょう。本格的にブログを始めてみたい場合は、サイトを作成するのもおすすめです。
5．DIY・収納・部屋の模様替え・断捨離をする
休日におすすめの5つ目のパッシブレストは、DIYや整理整頓をすることです。
部屋の中でできて、かつ自分のためになるのが、DIYや整理整頓、部屋の模様替え、断捨離です。
DIYでは、既成品では手に入れることのできない自分の理想の形のテーブルや棚を、低価格で作れます。
また、なかなか根気を要する収納についても、休日にメジャーで押入れやデッドスペースの幅を測定して、レイアウトを考えてみるといいでしょう。
Instagramで「#整理収納」「#整理整頓」「#押入れ収納」などでハッシュタグ検索してみると、収納事例や収納好きなユーザーのアカウントが見つけられます。
自分が理想とする収納後の見た目に近い写真をアップしているアカウントをチェックして、収納棚を揃えてみましょう。
また、断捨離をすることで収納スペースが広くなるだけでなく、気持ちもすっきりします。新しく物を買ったら何かを捨てる習慣をつけることがおすすめです。
忙しい日々の中「毎日はできない」という方は特に、休日にまとまった時間で部屋の整理をしてみるのもいいのではないでしょうか。
6．映画館、美術館、博物館に行く
休日におすすめの6つ目のパッシブレストは、映画館・美術館・博物館など普段の生活では体験できないような空間に行くことです。
芸術などの文化にふれることで、話の種になることはもちろん、自分の感性も磨かれるはず。
美術館や博物館のおみやげショップでは、アパレル店では取り扱ってないようなデザインのトートバッグやTシャツなども販売されています。
人とはちょっと違うアイテムを身に着けたいという人は要チェックです。
7．買い物をする
休日におすすめの7つ目のパッシブレストは、買い物をすることです。
平日はゆっくり買い物をする時間が取れない方は、休日にまとめてショッピングすることがおすすめ。日用品や食料品を買いためしたり、好きなショップを覗いてみたり。
買い物をして新しいものを手に入れることで、新鮮な気持ちになれるでしょう。
8．旅行のプランを立てる
休日におすすめの8つ目のパッシブレストは、旅行のプランを立てることです。
社会人になると、気軽に長期休暇は取れず、なかなか旅行ができないケースが多いでしょう。旅行ができなくても旅行気分を味わうためには、プランを計画することがおすすめです。
ガイドブックを眺めたり、インターネットで行きたい地域の観光名所やレストランを調べてみたり。
次の休暇のための準備だと思って、旅行のプランを立てることで、ちょっとした旅行気分を味わえますよ。
9．キャリアアップのための勉強をする
休日におすすめの9つ目のパッシブレストは、キャリアアップのための勉強をすることです。
仕事でキャリアアップを目指している、転職のために新しい資格が欲しいという方も多いでしょう。日々業務で関わっている分野でも、改めて勉強することで学びがあるはず。
平日は疲れていて勉強する時間が取れない方は、休日に勉強する時間を取ってみてはいかがでしょうか。
10．複業に挑戦してみる
休日におすすめの最後のパッシブレストは、複業に挑戦してみることです。
年収アップのため、新しいスキルを身につけるためには、複業をすることが近道。平日は時間が取れなかったとしても、休日に時間を取ることで複業することは十分可能です。
興味のある職種に挑戦したり、気になる企業に関わってみたりすることで、新しい道が開けるでしょう。
【アクティブレスト編】充実した休日の過ごし方5選
次に、アクティブレストの5つのアイデアを紹介します。
「アクティブに過ごすのは疲れそう」「運動は苦手」という方でもチャレンジしやすい方法も多いので、ぜひ参考にしてみてください。
1．近所、気になる街を気ままに散歩する
休日におすすめの1つ目のアクティブレストは、近所や気になる街を気ままに散歩することです。
気軽にアクティブレストするなら、近所や気になっていた街をふらりと散歩してみるのもおすすめ。
自分が知らなかった景色、雰囲気のいい喫茶店やバーなど、思わぬ出会いがあるかもしれません。
2．ストレッチ・体幹トレーニングをする
休日におすすめの2つ目のアクティブレストは、ストレッチや体幹トレーニングをすることです。
何かしら用事があってアクティブなことができなかった場合は、自宅でストレッチするといいでしょう。
全身を伸ばすストレッチに加えて、気になるパーツを重点的に伸ばすストレッチなどを継続的に行うと、スタイルアップにつながるはず。
また、自宅でインナーマッスルを鍛えられる体幹トレーニングもおすすめです。
「やり方がよくわからない……」という方は、YouTubeのトレーニング動画を参考にするといいでしょう。
3．ジムやプール、ヨガスタジオで軽く運動する
休日におすすめの3つ目のアクティブレストは、ジムやプール、ヨガスタジオで軽く運動することです。
家だとついついだらけてしまって運動できないという方はジムやプール、ヨガスタジオで軽く運動することがおすすめです。
なかでもプールは、ずぼらな人でも気軽にできるアクティブレストのひとつ。
15分〜20分ほど軽く水中ウォーキングしたら、泳げる方は、軽く泳ぐと十分なアクティブレストになります。
ジムに通うことを検討している方は、プール付きのところを探してみるのはいかがでしょうか。
4．岩盤浴・温泉・銭湯に行く
休日におすすめの5つ目のアクティブレストは、岩盤浴・温泉・銭湯に行くことです。
運動する気になれないという人には、岩盤浴や温泉、銭湯で休日を過ごすのがおすすめ。
運動ではないため、アクティブレストなのかな、と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、いずれも血行促進に役立つものばかりで、汗をあまりかかないパッシブレストとは異なります。激しい運動をしなくても自然に汗をかけるため、「運動は苦手……」という方におすすめです。
特に最近人気なのは「サウナ」。しっかり汗をかいて水分補給すると、気持ちもすっきりしますよ。
5．バッティングセンターやボルダリングなどスポーツを楽しむ
休日におすすめの5つ目のアクティブレストは、バッティングセンターやボルダリングなどスポーツを楽しむことです。
ジムやプールなどの淡々と運動をすることはつまらないと感じる場合は、バッティングセンターやボルダリングなど、体を動かして楽しめるスポーツに挑戦してみるといいでしょう。
一人でも楽しめますし、友達と複数人で挑戦しても楽しめます。
屋外だけでなく、屋内でも楽しめるスポーツも多いので、雨の日でも安心です。
休みの日を有意義に過ごして休日時間を充実させよう
- 休日を有意義に過ごすためには、ダラダラしすぎない
- パッシブレスト・アクティブレストを取り入れた休日を送る
休みの日に運動することは、健康にいいだけでなく、日々のストレス解消にも繋がります。
休みが2日あったら、1日は軽く体を動かすなどアクティブに休みを過ごしてみてはいかがでしょうか。
ゴロゴロと休日を過ごしていたときよりも、きっと晴れやかな気分で月曜日を迎えられるはずです。
本記事で紹介した、パッシブレスト・アクティブレストをぜひ取り入れてみてください。
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