HOMEビジネス 【部下が落ち込んでいる…そんな時】ミスやスランプで悩める部下にかけたいパターン別「前向きな言葉」

【部下が落ち込んでいる…そんな時】ミスやスランプで悩める部下にかけたいパターン別「前向きな言葉」

uedazyunpei

2014/06/21(最終更新日:2014/06/21)


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by JΛCK VIΞW
 「部下が落ち込んでいるけど、何て声をかければいいのかわからない…」そんな経験はありませんか?そういった状況下で、それを無視するのは上司の取るべき態度ではありません。部下が落ち込んだままでは仕事の効率は当然低下し、セクション全体にとってもマイナスとなってしまいます。ですが逆に落ち込む部下を立ち直らせることができれば、その経験は上司自身のマネジメントスキルの向上にもつながるのです。

 落ち込んでいる部下にかけたい前向きな言葉。今回は2つのケースに分けて紹介しましょう。

【1】部下が仕事のミスで落ち込んでいるケース

 この段階では、ミスそのものはすでに処理されているでしょう。ですから「目の前にすでにミスは存在しない」わけです。それなのに過去のミスを自分の心の中で反芻して落ち込んでしまうのが、人間の悲しい性ですね。

 そんな部下を見たときに口にしがちなのが、「いつまでもくよくよしないで、前向きに仕事をしなさい」というような言葉です。あるいは「気にするな」とか「たいしたことじゃない」といった、安易な慰め。これらの言葉は、部下の心には届かないでしょう。

 ここでオススメしたい前向きな言葉は、 「良いタイミングで良い経験をした」。「ミスも良い経験」という言い方は、誰でもよく口にします。ポイントは「良いタイミングで」というひとことです。つまり「君のキャリアでそのミスを経験したことは、必ず将来の成長につながる」という意味を含ませてあります。「私もちょうど君ぐらいのキャリアの時に、同じようなミスをしたよ。その経験は今でも生きている」といった言葉を続けると、より効果的でしょう。

【2】部下がスランプで落ち込んでいるケース

 特に何かミスをしたというわけではないのに、部下が落ち込むこともあります。多くの場合、それは仕事のスランプが原因と考えていいでしょう。「どうも最近、営業成績がぱっとしない」とか「仕事の成長がストップし、毎日同じレベルのところで仕事をこなしているだけ。こんなことではだめだ」と考えて落ち込むというケースです。

 スランプを悩むということはそれだけ仕事に対する意識が高く、また克己心を持っている証拠でしょう。そういう部下にかけるべき前向きな言葉は、 「脱皮」です。「もし君が仕事のスランプで落ち込んでいるようなら、それは『現在、脱皮中』ということだよ。脱皮をくりかえしながら成長する生き物もいるが、ビジネスマンにとってのスランプは、つまり『脱皮』のチャンスなんだ。君が今のスランプから抜け出したとき、君は必ずビジネスマンとして一回り大きく成長しているはず。だから今は焦らず、自分が古い皮を脱ぐ時を待ちなさい」といった具合にフォローを入れると良いでしょう。「脱皮」というのは一種の「前向きワード」なのです。



 上司の前向きな言葉がきっかけで、部下が急成長するというのはよくあることです。ですが落ち込んでいるときだけ声をかけてもその効果は薄いかもしれません。日ごろから部下との人間関係をうまく築き、前向きな言葉が部下の心にダイレクトに届くような環境づくりをしておくことも大切でしょう。

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