厚生労働省が「健康づくりのための睡眠指針2014」で昼寝制度を推奨しているということを知っていますか?日本の会社でも昼寝制度を導入して仕事の効率化を図ろうなんて試みが増加する等、仕事と昼寝の関係には仕事効率化のための重要なヒントが隠れているようです。ここでは、仕事効率化と昼寝の関係について解説していきます。
昼寝制度を導入した会社ってどうなったの?
睡眠時間が世界で2番目に短いと言われる日本で、厚生労働省が「午後の早い時刻に30分以内の短い昼寝をすることが、眠気による作業能率の改善に効果的」と推奨しました。それを受けて日本でも昼寝制度を導入した企業が増加しています。では、実際に昼寝制度を導入した会社がどうなったのかを紹介しましょう。
株式会社ヒューゴ
日本で昼寝制度を導入している会社の例として挙げられる会社の一つにITベンチャーの 株式会社ヒューゴがあります。この会社では、なんと昼休みが3時間もあるのです。その3時間の昼休みは、昼寝はもちろんのこと自由な時間として使用することが出来ます。
こんなに長く昼休みをとっていたら就業時間が遅いのでは…と思うかもしれませんね。しかし、業務は9時〜20時と労働時間は8時間と普通なのです。
昼寝制度を導入したことで、従業員の仕事効率化につながったり、昼寝制度に注目が集まって思いもしなかった仕事が舞い込んできたりと多くのメリットがあるようです。
実際昼寝って効果あるの?
会社の例を挙げられても昼寝が本当に仕事の効率化に繋がるのかはまだ疑問…という人は多くいるでしょう。そんなあなたのために、昼寝が実際に仕事効率化に及ぼす影響について解説していきます。
昼ご飯を食べた後は眠くなってしまう…という経験をしたことはありませんか?自分には昼寝は必要ないと思っていても実は体が求めているのです。人間は13時から14時頃は眠る仕組みになっているため、本来のサイクルに従うということになり良い効果があることは予想出来るでしょう。では具体的な効果を以下で見ていきましょう。
昼寝が仕事に与える効果
昼寝をすることで得られるメリットはたくさんあります。その中でも仕事の効率化に関係する主な3つの効果を紹介していきます。
脳のリフレッシュが出来る
実は仕事中には数えきれないくらい多くの脳細胞を使用しています。しかし、脳細胞にも限界があって、何時間も続けて作業をした結果上記のサイクルを繰り返すことが難しくなってしまうのです。午前の方が仕事が捗るといった経験をしたことがある人は脳細胞が疲れてしまっているのが大きな原因ですよ。
そこで、昼寝をしてあげると脳細胞に休息を与えることが出来、脳をリフレッシュさせられるという効果が期待出来ます。
体力と疲労を回復出来る
なんか疲れたな…と思って仕事を行なっていてはあまり捗りませんよね。そんな時に効果的なのが昼寝なのです。
朝からきつい仕事をした人、前日からの疲れを持ち越してしまった人には昼寝が十分効果を発揮してくれますよ。
記憶力を高めることが出来る
学生時代にテスト前日は徹夜をするよりしっかりと睡眠をとった方が良いという話をされた経験はありませんか?というのも、昼寝はもちろんのこと睡眠それ自体に記憶力を高める効果があるのです。
昼寝なんて出来ない…
昼寝が仕事の効率化につながるということは良く分かったけど、そんなに急に言われても昼寝をするのが難しいと思っていませんか。最後に、誰でも簡単に効果的な昼寝が出来るコツについて紹介していきます。
効果的な時間
まず大前提として、理想的な昼寝の時間帯についてです。昼寝に効果的な時間は10〜30分です。あまり長い時間昼寝をしてしまうと熟睡に入ってしまうため、オススメ出来ません。
効果的な昼寝をするコツ
昼寝をする前にはコーヒーを飲むようにしましょう。コーヒーに含まれるカフェインは眠気覚ましの効果があり、寝起きにぼーっとしてしまうのを防いでくれますよ。
さらに、オフィスで昼寝をする時にはデスクの上にうつぶせに寝ると良いです。そんな変な寝方は良くないのでは…と思うかもしれませんね。
体に負担をかけないだけでなく、簡単に場所が確保することが出来るため、デスクで昼寝をすることをオススメします。
昼寝をすることで仕事効率化に繋がるということが分かりましたね。眠さを我慢しながら仕事を行なうよりも思い切って昼寝を習慣付けてみることで、今までにはなかった素晴らしい効果を得られますよ。是非、昼寝を取り入れてみませんか?
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