いよいよ6月13日のブラジル対クロアチア戦から開幕する、2014FIFAワールドカップブラジル大会(以下W杯)。予選を勝ち抜いてきた世界の強豪国が、サッカー天下一の座をかけてめくるめくゲームを繰り広げる夢のような日々が続くわけですが、問題はその開催時刻です。
日本からほぼ地球の裏側に位置するブラジルで行われる試合だけに、そのほとんどが深夜もしくは早朝にキックオフされるのです。以下、代表的なものをチェックしてみましょう。
●日本戦
6月15日(日)10時から
日本対コートジボワール
6月20日(金)7時から
日本対ギリシャ
6月25日(水)5時から
日本対コロンビア
●前大会決勝と同じカード
6月14日(土)4時から
スペイン対オランダ
●激戦が予想される「グループD」初戦
6月15日(日)4時から
ウルグアイ対コスタリカ
6月15日(日)7時から
イングランド対イタリア
キックオフが集中するのは、日本時間の1時、4時、5時、7時(余談ですが6月20日は通勤電車内がスポーツカフェ状態になりそうですね)。開幕まぎわは週末に当たるため、多少の早起きや生活リズムの乱れはどうにかなるものの、それが平日の深夜・早朝におよび、ほぼ毎日1カ月も続くとなると話は別。夜更かしや早起きの寝不足のツケは勤務時間中にまわり、集中力低下につながること必至です。
そこで、W杯期間中の睡眠不足を解消するための対策を、さまざまな知見をもとにひねり出してみました。
【1】昼休みに短い仮眠「パーナップ」で眠気を散らす
脳科学者・澤口俊之先生もオススメされていたように、睡眠不足を補うために有効なのが15~30分程度の短い仮眠「パーナップ」です。特に良いのが、コーヒーやエネジードリンクを飲んだ後に取る仮眠。カフェインの覚醒効果があらわれるまで30分ほどかかるため、眠りが深くなるおそれがなく、寝覚めもよくなるのだそうです。ランチをさっと食べた後はエスプレッソを飲んで寝てしまうのが良いでしょう。
【2】眠気覚ましのツボを押す
短い睡眠でも、会社のデスクやカフェで仮眠するのははばかられるという方は、東洋医学にすがってみましょう。眠気を覚ますツボは、目頭と鼻の付け根にある「清明」、首の後ろにある髪の生え際のくぼみ「風池」、手の中指の爪の生え際で親指寄りの「中衝」、手の甲の親指と人さし指の間にある「合谷」、頭のてっぺん「百会」など。自分だと気持ちがよくないという人は、10分マッサージで押してもらうのもアリでしょう。
【3】W杯の名シーンを思い出して軽い運動をする
デスクワークや会議などでずっと体を動かさないでいると、より眠気が増します。そこで少しの合間を見つけてストレッチや軽い運動をして体を覚醒させましょう。W杯シーズンならもれなくエアドリブル、エアシュートなどの名場面再現ごっこが熱いかもしれません。そういえば、「なりきる」ことでやる気が生まれるという 脳科学の知見もあるようですから、スター選手を自分に憑依させるだけで眠気も覚めるのかもしれませんわかりません。
【4】眠気覚ましの「噛む」「冷やす」「甘い物」を組合せる
運転中の眠気はガムを噛んで散らすのが一般的。さらに体が暖かくなると眠気をもよおすので、逆のクールダウンも覚醒には効果的。さらに脳の栄養分・ブドウ糖を補給すれば完璧かもしれません。…て、あれ? これってまさにアイスクリーム「チェリオ」が提唱する「CST理論」ではありませんか。Cool、Sweet、Textureの三拍子そろったチェリオでW杯観戦の眠気を吹っ飛ばせる!かもしれませんわかりません。
【5】サーカディアンリズムをW杯向けに最適化する
サーカディアンリズムとは約24時間11分の周期で変動する、いわば体内時計のこと。それをW杯仕様に変えてしまいましょう。多くの試合が行われる深夜1時もしくは早朝4時を1日の始まりとし、帰宅後はすぐ眠るという毎日を送れば体も悲鳴をあげないはず。そのコツは起き抜けに強烈な光を浴びること。これにより体内時計がリセットされ、その14~16時間後に眠気を促進するメラトニンが分泌されるとか。体内時計リセットのための、目覚まし時計(光目覚ましオキロー/ムーンムーン)も販売されています。もっとも、この方法は残業が少ない職場じゃないと厳しいのも事実。W杯の1カ月は「どうしてもゲームが観たいので早く帰らせてください!」といつも以上に熱心に仕事に取り組むといったポーズも必要なのかもしれません。
以上5つの睡眠不足対策を考えてみました。みなさんの環境や状況にあわせて組み合わせるなどして、適宜運用くださいませ。検討を祈ります。
(熊山准)
<この記事は チェリオ おやつハッカーが提供しています>
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