職場で緊張感のない部下がいると、全体を考えても良くない影響が出ます。仕事で取り返しのつかないミスが出る恐れもありますので、緊張感の無い部下に適度な緊張感を持たせるマネジメント方法を紹介します。
怒らずに叱ることで部下が緊張感をもつ
お子さんのいらっしゃる方にはわかりやすいでしょうが、「怒る」は感情をぶつけるだけ、そして「叱る」は相手の立場を考えて諭す事と分けられます。
緊張感の無い部下に対してはしっかり叱りましょう。ただし、ただ叱るだけだと部下が緊張しすぎて通常のパフォーマンスを発揮できないこともあるので、合間に褒めてあげたりなど、部下に対して様々な面で見ているという意識を与えるようにすると効果的です。
部下本人だけの問題ではない事を意識させる
企業でもチームプレイが少なくなってきましたが、決して1人で仕事をしているのではありません。緊張感なく仕事をしている社員の中には、「自分が困るだけ」と思っている人が少なくありません。
そこで、1人が緊張感を持てない事のデメリットを論理的に伝えましょう。緊張感がない事で、仕事にどう影響するのか、誰の迷惑となるのか、結果として予測される問題まで理解させると、自然に緊張感が生まれます。
上司も覚悟がなければ効果はない
叱ったり褒めたり、上司も心理的に大変です。上司が部下を見るように、部下も上司を見ています。有言実行を貫いている上司なら、部下の目から見ても信頼できますが、部下を叱る割には仕事ができない上司を信頼する事はないでしょう。
部下が、「自分には理想を言ってくるのにできないじゃないか」と思わせると緊張感はなくなります。「自分もやらないと」と部下に思わせるには上司の仕事ぶりにも覚悟が必要です。
部下の緊張感は与えすぎてもいけませんし、足りなくても業務への支障が出ます。直ぐに実践できるマネジメント方法から試す事をオススメします。
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