今年も暑い日が増え始めましたね。食欲が無くなったり、なんとなく疲れが取れないといった夏バテの症状があらわれ始めている方も多いのではないでしょうか?そんなあなたにおすすめなのが日本酒です。日本酒というと冬のイメージが強いですが、実は夏こそ日本酒の出番なのです!今回は日本酒の知られざる効果をご紹介します。
【1】血行促進作用
お酒のアルコール分は、体内でアセトアルデヒドに分解されます。このアセトアルデヒドには血管を拡張させる作用があるのです。お酒を飲んで少し経つと、体が熱くなってきますよね?これはアセトアルデヒドの作用なのです。
さらに、日本酒にはこのアセトアルデヒドの他に 「アデノシン」という物質が他のお酒に比べて圧倒的に多いです。この「アデノシン」には毛細血管の拡張を促す作用があります。そのため、血管が開いて血行が良くなり、体が温まります。オフィスで冷えて血行が悪くなってしまった夏の体にとっても効果的なのです。
【2】疲労回復に効果的
アミノ酸が疲労回復に効果的ということを知っている方は多いと思います。実は、
日本酒はワインの10~20倍のアミノ酸が含まれているんです!日本酒がお料理の隠し味に使われることが多いのも旨み成分の源であるアミノ酸が多く含まれているためなのです。また、このアミノ酸には 胃の粘膜を強くする作用もあるため、夏バテで食欲がない方にもオススメですよ。 さらに、 米と米麹を発酵させて作る日本酒にはビタミンや、肝臓に良く新陳代謝を高めるペプチドなど700種類以上の栄養成分が含まれています。また、夏場に不足しがちなミネラルも豊富に含まれているので、まさに夏にもってこいな飲み物なのです。
【3】アロマテラピー効果
夏の夜は暑くてイライラしたり、ぐっすり眠れない日が続いて寝不足、なんて方も多いのではないでしょうか?人間の体は心配事や寝不足などのストレスが加わることにより、血管が収縮してしまいます。日本酒に含まれる「アデノシン」はストレスによって収縮してしまった血管を拡張して、血液が流れやすい状況をつくってくれるので、ストレス解消に効果があるのです。
また、日本酒には多数の香り成分が含まれています。香りは、脳や神経などの中枢に直接働きかけることがわかっています。 日本酒の香りは、神経に鎮静作用を及ぼし血圧の安定に働くため、ストレス解消や心を鎮める効果があるのです。夏バテでよく眠れずイライラ...なんて方は是非日本酒の香りを嗅いでみて下さい。
飲み方には注意が必要!
いくら体に良いと言っても、日本酒はあくまでもお酒ですので飲みすぎは禁物です!個人差はありますが、人間の体が一晩に分解できるアルコール成分は35~36mm程度と言われています。これは 日本酒だと約2合が目安となります。日本酒はストレートで飲む事も多く、二日酔いにもなりやすいので要注意です。
また、アルコールには食欲を麻痺させる作用があるので、ついつい食べ過ぎてしまうなんんてことも多いはず。上手な食べ方は、最初にアルコールの吸収をゆっくりさせる油料理を少量摂った後で、たんぱく質や野菜を摂ることです。
冬のお酒というイメージが強い日本酒ですが、夏の体に嬉しい効果がたくさんあることがお分かりいただけたでしょうか?オフィスワークで冷えたり、寝不足でイライラしたりと何かと過ごしにくい夏。是非、日本酒で体の疲れも心の疲れも癒してみて下さい!
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