仕事で落ち込んでいるとき、「もしかしたら自分はメンタルが弱いのかも。」と思うことはありませんか?「なぜ自分はこんなにもメンタルが弱いのだろう」と密かに疑問に思ったら、以下の点について考えてみて下さい。
1, 完璧主義者ではないか
メンタルが何かのきっかけでポキッと折れてしまう人たちには、この特徴が多く見られます。そしてその人たちの中には、完璧主義者だと自覚している人としていない人がいます。メンタルが特に弱い人は後者の「自分が完璧主義者だと自覚していない人」たちに多いのです。無自覚のままパーフェクトを求めるうちに、知らず知らずのうちに様々な不都合を抱えてしまいます。
最初は取り組んでいる仕事を仕上げるのが遅くなってくるでしょう。そのうち、まだ手をつけてもない仕事を完璧に仕上げることを考えてしまい、失敗を恐れ、仕事に取り掛かることが出来なくなってきます。何も動いていないのにも関わらず、考えだけは一生懸命めぐらせているので疲れてしまい、更に動けなくなる、という悪循環に陥ります。
対策として出来ることは、自分に少しでも完璧主義者の傾向があるとしたら、それを素直に認めることです。認めてさえいれば「今仕事が遅れ気味なのはいつもの悪い癖だな」と気づくことが出来て、早めに破綻への道から引き返すことが出来るでしょう。
2, 自分と他人を比較していないか
自分と他人を比較して良い結果が得られるケースなどほとんどありません。仕事の出来から始まり、容姿、人気、学歴、給与、何を持っていて何をもっていないか、それらについて、自分と他人に優劣をつけても気分が悪くなるだけです。
メンタルが弱い人は自信がないと、常に自分と他人を比較したくなりがちです。他人を比較をして、「あ、自分は大丈夫」「やっぱり自分は出来ない」と気持ちを諭しても残念ながら何も生まれないのです。
3, 「公平に」評価してほしいという気持ちが大きすぎないか
世の中は平等でなければならない、と考えるのもメンタルが弱い人の特徴と言えるでしょう。仕事に関しても会社や上司から「正当な」評価をしてほしいという要求が強すぎる人です。
もちろんこれは働く人すべての願望でもあるでしょう。しかし、すべてを公平に見られる人などいるのでしょうか?隠れて行った努力は他の人は知ることはできません。人がどういうバックグラウンドからどういう努力をして何を成し遂げたのか、数値化して比べることもできません。
以上、自分のメンタルは大丈夫かなと思った時に考えてほしい3点についてみてきましたが、言ってみればどれも不可能なことをやりたがったり、不可能なことをしてほしがったりする「無理な願望」ばかりです。まず自分がそうした無理難題を自分自身にふっかけていないか、振り返って考えてみましょう。
「こうしたい」「こうだったらいいのにな」と考えることはごく普通なことです。でもそこで「そうじゃなかったとしても…」と冷静に考え、受け止められるようになったとき、少しメンタルが強くなっている自分がいるのではないでしょうか。
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