会社の業務に関する管理としては、方針管理と日常管理があります。方針管理とは、組織が決めた目標に向かって、組織が一丸となって取り組むものです。そして、それを具体的に日々組織各部署が取り組むようにしたものが、日常管理です。
実は方針管理をいかにして実施するかは、この日常管理の仕方にかかっているので、そこに落とし込むフローがきちんと確立されていることが求められます。具体的にどのように行えばよいかを挙げてみたいと思います。
職務を明確に
方針管理を元にして、各部署における職務を明確にします。具体的な作業内容を明確にするというわけです。その中で定めた方針から、ズレることが無いようにするための管理項目を決定します。
その際にはチェック項目を作成し、それが遵守されているかどうかをチェックしましょう。また、同時にそのクリア水準も設定しておくことが必要です。つまり、平常とされる数値を決定しておき、それからズレが生じた場合には異常値とみなします。そして、その原因を確定した上で再発防止策を立てて実行しましょう。
QC工程表と作業標準書を改訂する
QC、つまり品質チェックのための工程表を改訂します。日常管理を行う上で異常を発見した場合の原因確定と再発防止策をQC工程表に反映させることで、その改訂を行い各部署に周知していきましょう。
そして、日常業務の作業標準書にもそれを反映させる形で、その改訂を行い、同じように各部署に周知することになります。この一連の流れで、方針管理を日常管理に落とし込み、組み込んで実行の流れなのです。これを繰り返すことで、方針管理を維持することができるでしょう。
方針管理と日常管理は、内部監査を設けて定期的にチェックし、部署ごとに異常がみつかれば原因調査と再発防止策の策定を任せることになります。そこで、このように定期的に検査を行うことで、設定した方針を管理し続けることが必要となるわけです。それを日常作業でいかに細かく現場で管理できるかがポイントとなります。
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