

夏になると良く耳にするのが熱中症で倒れる人が増えているというニュース。実は、オフィスの中でも熱中症の危険が隠されているのです。ここでは、夏場にしておきたい熱中症対策を紹介します。
オフィスは熱中症になりやすい環境だった…!
節電対策で冷房などの使用を控えたり、温度設定を高めにしたりすることが予測されるが、室内で熱中症になる可能性はあるのだろうか。「あります。日常生活における熱中症の発生状況は炎天下と屋内で実はあまり差はない」とのこと。
実は日光と熱中症はあんまり関係がないんですね!オフィスの中でも条件が揃えば、熱中症になってしまう可能性は十分にあるということのようです。特に最近では、冷房の温度を高めに設定していることもあり、特に注意が必要ですね。
また、厚着をする場合や、湿度が高いところも熱中症が起きやすい場所であるということが示されています。閉めきったオフィスで、さらに夏でも、シャツなどで重ね着している人が多いオフィスは意外と熱中症になりやすい環境といえるのではないでしょうか。
外との気温差で熱中症になる!?
熱を発している乗り物の近くや、ビル街のようにクーラー排熱や輻射熱など影響を受ける場所では、瞬間的に20℃以上の温度差が生じる場合もあります。こうした場所では1回だけの温度変化でも体温調節機能が低下し、熱中症を引き起こすことがあります。
オフィスが集まるビル街は、クーラーの出す熱もあるため、気温が上がりがち。急激な気温の変化が起きると、体のバランスが崩れてしまい、熱中症になってしまうことも。オフィスの出入りをすることが多い人は、十分な対策が必要だと言えそうですね。
水分を補給することは大事だけど…
大量に汗をかいた時には、発汗量に見合った量の水を飲めないことが昔から知られており、これを「自発的脱水」と呼んでいます。この「自発的脱水」とは、水だけを飲むと 血液のナトリウム濃度が下がり、水が飲めなくなってしまう状態であることが明らかになってきました。
熱中症対策では、水分補給をこまめに行うことが大切だと言いますが、水分だけ飲んでいると、汗をかいた量を十分に補給することができない場合があるようです。
熱中症予防の水分補給として、日本体育協会では、0.1~0.2%の食塩(ナトリウム40~80mg/100ml )と糖質を含んだ飲料を推奨しています。特に1時間以上運動をする時は4~8%の糖質を含んだものを摂取しましょう。
水分と一緒に、糖分や塩分を一緒に取るようにすれば、汗に対して十分な量の水分補給をすることができます。
暑さに慣れることも大切!
暑熱順化とは、暑さに体が適応した状態のこと。順化前後で最も違うのは汗腺の働き。順化すると汗腺の機能が高まり、汗が出て行くときに汗腺でナトリウムが再吸収される。その結果、塩分の少ないサラサラの汗がかけるようになる。
ビジネスマンが夏に熱中症になってしまうのは、体が暑さになれていないからかも。熱中症になりにくい体を作るために、日頃から運動をしたり、休日は積極的に屋外に出てみるといいでしょう。
ここでは、意外とオフィスが熱中症の危険性が高いという話と、熱中症にならないための対策を紹介しました。夏の暑さは、ビジネスマンの大敵。しっかりと熱中症対策を行って未然に熱中症を防ぎましょう。
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