「iWatchは?」「Mac Book Retinaディスプレイ12インチモデルが出る?」など開催前に様々な憶測が飛び交ったAppleの「World Wide Developers Conference」。しかし今回は新たなプロダクトの発表はなく、「OS X Yosemite」「iOS8」「SDK」についてのみの発表となりました。
その中でも驚きが一番多かった「OS X Yosemite」について、発表された機能を中心にまとめました。
コンセプトは「ユーザビリティ」と「透明感」
今回、新たに発表された「OS X Yosemite」は「ユーザービリティ」と「透明感」が主なコンセプトとなっています。AppleのCraig Federighi氏は次のように語っていました。
では、そのコンセプトのもとどのような機能が追加されたのでしょうか?
デザインの大幅な変更が実施される
「OS X Yosemite」ではデザインが大幅に変更しました。iOS7で導入されていたフラットデザインが、ついにMacでも導入されたのです。
より使いやすく改善された2つの機能
「OS X Yosemite」で、Notification Center、Spotlight、Safariはより使いやすくするために、大きな改善がもたらされました。
Notification Center
Notification Centerは、新たに天気、カレンダー、リマインダーなどの「今日」の情報を知ることができます。さらに、自分が必要としている情報を素早く入手できるように、ウィジェットの追加も行えるそう。iPhoneの通知センターをイメージするのが良いかもしれません。
Spotlight
今まで右上にあったSpotlightは、真ん中に表示されるようになり、Macの情報だけでなく、ニュースフィード、Wikipediaといったインターネットにあるソースも得られるようになりました。
Safari
Safariは今回UIを大きく変更しました。ブックマーク機能などはバーに表示するのではなく、バーの中に。そうすることで、よりコンテンツの場所を確保し、使いやすさを追求したそうです。
また、バッテリ持続時間は最大2時間になり、スピードもChrome、Firefoxを凌駕しているとのこと。
OS X Yosemiteで新たに使用できる機能
OS X Yosemiteでは既存機能の改善のみでなく、新機能の発表もありました。
Macでも電話が使用できる
とうとうMacからでもウェブページ上の電話番号に電話をかけられるようにしました。Macで飲み会の場所などを検索している時に、そのまま電話することが出来るので、お店の予約などがスムーズに出来るかもしれません。またMac、IPhone間でも通話が可能とのこと。
iOS、Mac間でのAirDropの使用が可能に
期待されていたiOS、Mac間でのAir Dropの使用が可能になりました。iPhoneで途中まで書いたメールをMacでも出来るようにし、Macで作業していたファイルをiPadでも続きから取りかかれます。営業マンの人などは特に重宝する機能ではないでしょうか。
これらがWWDCで発表された「OS X Yosemite」の機能です。今年の秋にリリースされるそうで、価格は無料とのこと。「Mac Book Air Retinaディスプレイ」の発表はありませんでしたが、「OS X Yosemite」の充実した機能はMacユーザーにとっては朗報と言えるのではないでしょうか。
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