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【CST理論第1回】脳科学者・澤口俊之先生が語る――ひらめきをもたらす驚異のCST理論とは!?

チェリオ おやつハッカー

2014/06/03(最終更新日:2014/06/03)


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商品開発にマーケティング、プロモーションに営業企画。どんなビジネスでも企画が必須。そして、企画立案にはインスピレーション、ひらめきが欠かせません。だけど、企画の神様は、どうやったら降りて来てくれるのか?ウンウン悩んでいる僕としては、ひらめきが舞い降りる仕組みをまず知りたい! 脳科学者・澤口俊之先生に聞いてみましょう。


「ひらめきは、脳内の膨大な情報が結びつき、生み出されるもの。重要な役割を果たすのは、思考力などを司る前頭前野、記憶を貯めておく海馬、そして島(とう)という領域です。これらが活発に働き、ストックされた情報が有機的に結合します。そのためには、一時的に情報を保存する脳内のキャッシュメモリを空にすること。おすすめは20~30分程度の短い仮眠『パーナップ』。脳をクリアにしたら、ひらめきも舞い降ります!」



なるほど!確かにビジネスシーンでもパーナップは注目されています。だけど、あわただしい業務時間に仮眠できる職場は限られそう。特に、若手の僕らがグーグーするのは相当の勇気が必要というか……。



「休憩中にボーっとする。これだけでも全然違いますよ。最悪なのはスマホいじりですね。ゲームやLINEで気分転換しているつもりでも、脳はデジタル刺激でフル回転。まったく休むことができないのです。」



休憩でボーっとすることで、脳のキャッシュメモリを空にできる!?それなら任せとけ、です。じゃあ、そのブレイク時におすすめのおやつは何でしょう。



「脳が活発に働くためには25度の室温が最適という報告があります。これから気温も上昇してきますから、アイスなどを食べて脳を冷やすのがいい。あとは適度な糖分もマスト。脳の栄養であるブドウ糖の補給ですね。最近の研究では、今まで挙げた『冷たい』『甘い』に加えて、食感や歯ごたえ、香りなども脳に大きな効果をもたらすことが分かっています。」


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澤口先生によると、これら外部刺激の研究は触感のジャンルで進んでいて、硬いものに触ると硬質・ロジカルな思考になり、柔らかいものに触ると柔軟・フレキシブルな発想が生まれやすい、という研究があるとか。これは食感にも当てはめられそうじゃないですか!?



「十分あり得ます。歯ごたえ、食感は脳の情報処理系、知的活動に大きく作用します。メリハリのきいた食感は脳にも効果を発揮し、ひらめきをもたらしてくれるでしょう。」



上司も同僚もアッと言わせるスーパー企画の素をひらめきたい!そんな僕らの強い味方になってくれるのは、「冷たい(Cold)」「甘い(Sweet)」「歯ごたえがある(Texture)」というCST理論。休憩タイムにはクールでスウィート、そして歯ごたえ楽しいおやつをパクパク……神的なひらめきをゲットしちゃいましょう!

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(佐々木正孝)



<この記事は チェリオ おやつハッカーが提供しています>

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