

なるべく集中力を持続させて仕事に取り組みたい、と多くのビジネスマンが思っているのではないでしょうか。しかし、誰しも集中力がない時間はやってきてしまうもの。集中力がないビジネスマンが集中力を高めるために、何をすれば良いのでしょうか。
「集中力不足」を感じているビジネスマンは多かった!
「仕事中に『集中力不足』を感じることはある?」の質問に対して、「よくある」36%、「たまにある」64%で、「まったくない」と回答した人は0%と、全ての人が集中力不足を「感じている」と回答。
「集中力がないのは、もしかしたら自分だけかも…」と思ってしまいがちですが、全てのビジネスマンが「集中力不足」を感じていたのです。
なぜ、集中力がなくなってしまうのか?

なぜ、多くのビジネスマンは仕事中に集中力不足を感じてしまうのでしょうか?お昼頃は脳が働かなくなる…といった理由も考えられそうですが、主な原因は脳とは関係がなかったのです。
脳と集中力は、実はあんまり関係ないです。集中力に関しては、姿勢と筋力が密接に関係しています。結局、何をするにしても足腰を使っているじゃないですか?歩くときはもちろん、座ってる時もそう。足腰が悪かったり、筋力が衰えたら姿勢を維持できないわけですし、結局、集中できない。
実は仕事中の姿勢の悪さが集中力低下の主な原因になっていました。「仕事中の姿勢が悪かったかも…」と思い当たるふしがある人も多いのではないでしょうか。次では、姿勢の悪い人の共通点を紹介していきます。
姿勢が悪い人の共通点
頭突き出し姿勢
肩を丸めて頭を前につき出している姿勢です。座った状態でパソコンなどの対象物に頭から近づこうとすると、誰でもこの姿勢になります。
パソコンを使って仕事をしていれば、誰もが避けては通れないこの姿勢。まずは、この姿勢を打破することから始めていくべきではないでしょうか。
足を組みながら仕事をする
仕事をしていて、少し疲れが溜まってきてしまうと、ついやってしまう足組み。意外と楽なので、足を組みっぱなしで仕事を進めてしまいがちですが、これもNGな姿勢の一つです。
片ひじをつく
物事を考える時などに多くの人がやってしまいがちな、片ひじをつく姿勢。これも姿勢が悪い人の共通点だったんですね。なるべく片ひじつかないように、気をつけたいところです。
姿勢を良くし、集中力を高めるには「呼吸法」を学ぶ

仕事中の姿勢を改善し、より集中力を継続させるためには「呼吸法」を学び、実践に移すことが大切になります。
逆腹式呼吸
通常、人は息を吸うとお腹がふくらみ、息を吐くとお腹がへこみます。その吸って吐く動作をへその下あたりを意識しながらゆっくり行うのが腹式呼吸です。それに対し、逆腹式呼吸は、息を吸うときにお腹をへこませ、息を吐くときにお腹をふくらますという呼吸法です。
意識しないままですと、腹式呼吸をやってしまいがちですが、「少し集中力がなくなってきたかも?」と感じたら、意識的に逆腹式呼吸を取り入れてみてはいかがでしょうか。
丹田呼吸法
1. まずは心を落ち着かせる
まずは、心を落ち着かせ、平静な状態にすることから始めます。目を閉じて、手は太ももの上に置いて手のひらを上に向けましょう。
2. 普通の呼吸を繰り返す
ゆっくりと、普通の呼吸(自然呼吸)をくりかえし心を落ち着かせていきます。この状態を「入静」といいます。
3. 息を「吐く」ことから始めていく
丹田呼吸は、まず「吐く」のが先です。丹田(へそ下4~5cmくらいのところ)に意識を
集中して、下腹が凹むくらいに口から息を吐ききります。
4. 鼻から息を吸っていく
息を吐ききったら、自然と鼻から息が吸えます。吸い込んだ空気で丹田が膨らむように吸います。この呼吸をゆっくり3回程繰り返しましょう。
この4ステップを繰り返していけば、丹田呼吸法を身につけることができます。少し早めに出社して、10分〜15分で丹田呼吸法を実践すれば、姿勢も良くなり、集中力も今までより増すと思います。
ビジネスマンの多くは「集中力の低下」という見えない敵と戦っているはずです。その敵を倒せるかどうかで、ビジネスマンとしての成果は大きく変わってくるでしょう。常に最高のパフォーマンスを発揮し続けられるビジネスマンになるためにも、自信の仕事中の姿勢を見直し、2つの呼吸法を実践してみてはいかがでしょうか。
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