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薄利多売で利益を生み出す!価格競争力が高い商品の特徴

Takeshi Sugiuchi

2014/06/04(最終更新日:2014/06/04)


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by martinak15
 市場において競争力のある商品を開発することは、経営戦略にとって重要な課題です。その中での一つの到達点が、価格競争力のある商品の開発です。価格競争力がある商品は、どのようなものでしょうか。価格競争力がある商品やサービスに共通する特徴について解説します。

大量生産が可能

 価格競争力がある商品は、大量生産が可能です。商品が価格競争力を獲得するためには、代替商品よりも低い価格なことが基本です。低価格な商品で利益を上げるためには、数を多く売る必要があります。そのため、価格競争力のある商品は大量生産できないといけないのです。薄利多売で利益を上げるのが、価格競争力のある商品なのです。

生産コストが安い

 価格競争力のある商品は、生産に必要なコストが低く抑えられています。価格競争力とは低価格で販売することで、そのためには利益かコストを抑えなければいけません。

 流通や販売の合理化を進めてコストを抑える方法はありますが、競争市場においては他社も流通・販売コストを抑えようとするため、ここで明確な優位性を確保するのは困難です。

 最も重要なのは、商品やサービスの生産コストの圧縮です。大量仕入れや購入ルートの見直しによって原材料コストを抑えたり、生産ラインの合理化によって生産コストを抑えることで販売価格を下げ、価格競争力のある商品を作るのです。

シンプルな形で提供する

 価格競争力がある商品やサービスは、全てシンプルな形で提供されています。これは製造コストを抑えるためでもあり、顧客に商品の核となる部分のみを届けるためでもあります。

 顧客が望むのは商品の本質的な効用であり、付随する機能や性能は不要と考える顧客も少なくありません。電化製品などでは開発が進むたびに機能が追加されます。しかし、価格競争力がある商品は余計な機能を省いてシンプルなものを提供することで、低価格を実現するのです。


 価格競争力がある商品は、シンプルで安く提供されています。高い付加価値をつけて商品の差別化を目指す戦略とは正反対です。企業が経営体力を十分に有しており、薄利多売で利益を上げることができれば非常に有効な戦略となります。

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