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社員のやる気を引き出す諸刃の剣!コミットメント経営の特徴

Takeshi Sugiuchi

2014/06/03(最終更新日:2014/06/03)


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by Rodrigo_Soldon
 経営手法の一つに、コミットメント経営があります。コミットメント経営は、具体的な数字を提示しながら経営方針を示すものです。たとえば売り上げを何パーセント伸ばすのか、店舗数を何店にするのか、給料をどのくらい上げるのかといった形で、わかりやすく示すと同時にそれを達成することを宣言するわけです。もちろん、その数字には確たる根拠があるわけではありません。

 では、コミットメント経営にはどんな特徴があるのでしょうか?メリットとデメリットを紹介します。

適度な高い目標はやる気を引き出す

 コミットメント経営は、目標を具体的な数字で示すので、社員一人一人の具体的な目標に落とし込みやすいです。そのため行うべき事がよりはっきりとし、より集中して業務に取り組むことができます。また、高めの目標設定は、やる気を引き出すことにもつながります。

コミットメントした数字に囚われてしまう

 コミットメント経営とは、宣言したことの実行を約束するものです。掲げた数字が達成不可能とわかっても、そう簡単には軌道修正できません。

 自らが掲げた目標に縛られてしまうことにもなり得るのです。コミットメントした目標は、励みになりますが、実現が難しすぎるとかえってモチベーションを下げる要因にもなります。

不都合な情報は上がってこない

 日産のゴーン社長が会社立て直しに活用したコミットメント経営ですが、結局は取りやめることになりました。その象徴ともいえるデメリットは、現場から都合のよい情報しか上がってこなかったことです。

 何としてもコミットメントした目標を達成するために、現場は都合の悪い情報をひた隠しにします。最悪の場合は、数字の上では目標達成と報告しても、実際は何も成果が出ないことすらあるのです。数字を前提として考えることによる弊害です。


 以上のように、コミットメント経営にはメリットとデメリットの両方が生じることがわかります。適正な目標設定をすることが理想ですが、なかなかそれも難しいです。運用する場合は、メリットとデメリットの両方を抑えることが大切です。

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