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コツをつかんで効果的な調査を!街頭調査を行うために覚えておきたい三つの方法

Kazuhiko Tanabe

2014/06/01(最終更新日:2014/06/01)


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by ramnath bhat
 マーケティングにおける市場調査の一環として行われるリサーチ手法の一つが、街頭調査です。街頭調査とは、待ちゆく人をランダムに選んでヒアリングを行うリサーチ手法であり、特定エリアの不特定多数の意見を集めたいときに有効な方法のこと。では、質の高い街頭調査を効果的に実行するためには、どうすればよいのでしょうか。今回は、効果的に街頭調査を行うための方法について解説していきます。

質問を絞り込む

 街頭調査の調査対象になるのは、たまたまその場を歩いている人たちです。彼らが街頭調査に協力してくれるのは全くの善意からであり、わざわざ貴重な時間を割いて街頭調査に協力してくれています。
 
 そこで重要になってくるのが、質問量を絞り込むことです。実はこれで歩いている人が、街頭調査に協力してくれる確率が高まります。100問答えるようなアンケートを街頭調査の質問として用意した場合、最初は協力的な姿勢を見せていた人もその質問量の多さにしり込みをして協力を断ってしまうでしょう。

 シンプルな内容の質問に絞り込むことで、時間をかけずに解答できるようになり気軽に協力してくれる解答者を探しやすくなります。このような質問であれば誤解や誤認による解答のブレも防げるので、調査の質を高められるのです。

調査するエリアを限定する

 次に街頭調査で重要なのは、調査を行うエリアです。エリアによって年齢層や性別に偏りがあるので、街頭調査でターゲットにする層が多く住んでいるエリアを調査エリアとして選択しなければいけません。

 ターゲットが若者ならば渋谷や原宿といった若者の多い場所を、ターゲットがサラリーマンなら新橋や丸の内といったサラリーマンが多いエリアを選ぶ必要があります。

 さらに、人通りの多さも重要なポイントです。街頭調査は、ほとんどの人に断られることを前提に調査活動を行わなくてはいけません。調査の協力者を探すためにはそれだけ多くの人に声をかける必要があるので、なるべく人通りが多い場所を調査エリアに選択する必要があります。つまり、調査エリアを限定することが重要なのです。

女性の方が有利

 街頭調査では、待ちゆく人に突然声をかけて調査への協力を依頼するのが通例でしょう。しかし、見知らぬ人に突然声をかけられれば、誰でも警戒心を持つのは当たり前です。そこで、街頭調査を実行する人は、相手に警戒心を抱かせないような人物を選んだ方が調査活動を効果的に行えます。

 相手に警戒心を抱かせないためには、女性を調査担当者にするのが一番確実な方法です。なぜなら男性というだけで声をかけられた女性は警戒するものですし、男性よりも女性の方が協力してくれる人が多いという統計データもあります。

 スーツなどの正式な服装やユニフォームを着用していると、胡散臭い人間だと思われずに相手の警戒心もほぐれるでしょう。街頭調査に一番必要なのは、断られてもくじけない忍耐が必要になってくるでしょう。100人中100人に断られて、当たり前1人協力してくれればラッキーと思うのが、街頭調査を成功させる最も効果的な方法です。

 街頭調査を効果的に行うためには、今回紹介した3つの方法を使ってみましょう。このコツを活かすことで、より正確なマーケティング調査を行うことができるようになります。

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