結婚式などの内輪のお祝いで特にお知らせしていない場合でも、取引先や自分の会社の上層部など、ビジネス関係の方から思わぬ祝電をいただくことはありますよね。嬉しいことですが、どのようにお礼を言うべきか迷うことも多いのではないでしょうか。
祝電をいただいたのに何の音沙汰なし、というのはビジネスマナーに反します。返事とお礼に関してはすべての仕事の中でも優先順位が高いものですから、このような場合どのようにお礼をしたらいいのか紹介します。
1.一般的な祝電のお返しの方法
お祝いの品をいただいた場合には品物でのお礼が必要になりますが、一般的に祝電に対するお礼には品物のお礼は必要ありません。しかし、お祝いをしてもらったのでお礼の気持ちを示すことは必要です。
式が終わったら2、3日以内に手紙または電話でお礼の気持ちを伝えることが祝電に対するお礼のマナーです。しかし、式の後すぐに新婚旅行に出発してしまう場合もありますので、そのような場合は帰国してなるべく早めにお礼を伝えるようにします。
その上で会社や取引先などビジネス関係の人へは最初に会った時にきちんと挨拶をし、会う機会がない人へは結婚の報告ハガキに一言添えます。ハガキは1か月以内に出すようにします。
2.祝電のお礼をメールでする場合
祝電をいただいた場合、一般的には電話またはハガキなどで報告をするものですが、たとえば社長や社員一同などと電話がつながりにくい相手の場合に報告ハガキだと少々お礼が遅くなってしまいますよね。
それに数が必要になる場合には負担にもなります。そうはいっても、お礼をしない、代表者にだけするというのも礼を欠きますので、メールを使ったほうがいい相手にはメールでお礼を伝えましょう。
タイミングは式のあと2、3日以内、直接会えたり電話ができる相手と同じ頃にメールを送ります。新婚旅行で海外に行く場合は帰国してからでもかまいませんが、お礼はなるべく早めにすることが大切です。
お礼メールについては感謝の気持ちを伝えるものですので、長々とした文章である必要はありませんが、ビジネス文書なのでくだけすぎないようにしましょう。文面については「結婚式では祝電をいただき、ありがとうございました。~(近況報告)~」といった感じでいいでしょう。逆に、仕事のやり取りではありませんので、無機質になりすぎないようにも注意が必要です。
以上のようにたとえメールといえども、ビジネス文書なのでくだけすぎないように、またあまりにも固く無機質になりすぎないようにバランスを考える必要があります。お礼メールの例文はネット上で探すこともできますので、それらを参考にしっかりと感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
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