仕事をする上で上司や先輩に詰めが甘いと言われた事はありませんか。仕事の出来が60点の状態と言えるでしょう。しかし、だからと言ってOKなのではなく、大事な事が抜けているじゃないかと考えてみましょう。
そこで今回はこの詰めの甘さの原因と詰めの甘さをなくす方法をご紹介いたします。
第三者の視点から
ビジネスでは、詰めの甘さは深刻な問題です。あなたに指導を行う立場の上司や先輩からすれば、あとちょっとだったのにというところでしょう。仕事を進めている本人は必死です。なかなか「周囲が見えない」「先を読めない」ということが多いでしょう。
なんとか仕事を完了するものの、傍から見ている人間には伝わりません。つまり、当事者の視点ではなく第三者的な視点から冷静に全体を眺めることで、事前に危険を察知し余裕を持って対応ができます。
確実に「詰め」を行うためには
まず第一に、全体が見えている必要があります。最も重要なことは「完了条件」です。何をもって完了とするのかは、必ず押さえておくべき事項です。具体的には、誰かの承認を書面で得ることになるでしょう。では、承認を受けるべき当人が「不在だった」場合はどうなるのでしょうか。
この場合、仕事の進捗確認も重要ですが、承認者のスケジュールの確認も必要になるはずです。次に重要なのは、抜けが無いことです。1万件の注文を受けて作業しても、完了したのが9999件だったら、納品はできません。このように、物だった場合は数量がわかりやすいため問題になることは少ないと言えます。
しかし、請け負ったのが「作業」だった場合はどうでしょうか。完了の報告をした後で、この作業が抜けていますと言われた場合、大変な事になります。顧客からは、非難を浴びる事になるでしょう。
これは、作業の計画段階で十分に検討が必要です。チーム内部での確認だけでなく、上司や顧客にも確認を求めた方が安全で確実です。同様に、品質や性能について具体的な完了条件を決めておく必要があります。
「詰めが甘い」というのは「仕事ができない」ということではありません。仕事はできているが、大事な部分が抜けていることです。具体的には、考慮の不足や確認の不足による曖昧さが原因となることが多く、これらは心がけ次第で避けることができます。
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