「ポテンシャル採用」というものがあります。JR東日本などの大企業が採用している為、耳にする機会は多いのではないでしょうか?ポテンシャルとは、将来において発展する可能性があるという意味で、潜在的な良い要素を持っている状態を指します。具体的な能力ではなく、「可能性」を評価する採用方式である事が判ります。では、ポテンシャル採用を行う理由とその実態はどのようなものなのでしょうか。
なぜポテンシャル採用を行うのか?
それでは、なぜポテンシャル採用を行うのでしょうか?普通に考えれば、仕事をする能力を確実に持っている「経験者」を採用した方が良いはずです。実は、一部の業界では、この経験者採用が多くなったことで企業の平均年齢が上がってしまっている問題があります。経験があるという事は、どうしても採用者の年齢は高くなってしまうわけです。そうすると、その場ではいいのですが、やがて技術の引き継ぎ手がいなくなってしまいます。
この問題の解決策が、ポテンシャル採用です。将来的に大きく伸びる可能性に期待して、全くの未経験者を取ることで、幅広い年齢層の人材を獲得しようとしているのです。
ポテンシャル採用の注意点
ポテンシャル採用を行う際には、どの様な点を心がければ良いのでしょうか?例えば、不況の影響で、何年も新卒採用を控えていた企業では、社員が全くいない世代が出来上がります。
ここへ20代の若い新人を大量に採用したところで、空洞自体は埋まる事がありません。年代的、能力的なギャップがある社員同士では、仕事を引き継ぐと言っても、なかなか難しいというのが現実です。これを避けるのであれば、採用する年齢を上げるなどして、より柔軟な対応が必要となります。
ポテンシャル採用は、若くて熱意に溢れた人材を確保できるメリットがある反面、肝心のポテンシャルについての判定はかなり難しいと言わざるを得ません。せっかく採用した社員が、結果的には途中で退職する事態にもなりかねないので、採用側がしっかり基準を持つ必要があります。
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