フローチャートとは、業務の流れやプログラムの処理の手順を図で表わしたもののことを言います。具体的に言えば、主に作業の管理やソフトウェアのプログラムの設計、または分析、手順の説明に用いられるものです。
フローチャートを作っておいてから仕事に入ると、作業の種類や業務の流れが明確になり、効率的に仕事を進めることができます。では、初めてフローチャートを書く人にもわかりやすい書き方の手順を説明します。
業務内容の全ての書き出しと分類を行う
フローチャートの書き方として、急に作成に入るのはお勧めしません。まず最初は、抜けが無いようにフローチャート化するべき業務内容をすべて書き出しましょう。メモ書き程度で構いません。
そして、それを同じ種類ごとに分類します。分類のポイントは、スタートポイントが同じ、または、エンドポイントが同じものです。
分類が完了したらその分類ごとに流れを作ってみましょう。極端にフローチャートが大きくなってしまうようであれば、メインとは別にサブとでも名づけ、そこだけ別のフローチャートにして見やすくしましょう。これでずいぶんフローチャートは見やすく、書きやすくなるはずです。
誰にでもわかるフローチャートを作成する
結局フローチャートとは、スタートポイントから順に処理を繋いでいき、分岐ポイントでは分岐の条件を書き、分岐後の処理まで線でつなぎ、または合流をさせ、最後にエンドポイントと繋げればフローチャートは完成します。
ではもう少し詳しく書き方を追ってみましょう。まず、どこから業務が始まるのかがわかるようにしてください。ひとつだけスタートポイントを設けて、あとは上から下へもしくは左から右へと流れていくというシンプルなものが好ましいです。
同じように、どこに向かうかがはっきりしている接続線を引くことが重要です。線同士が交差しないように気をつけて書いてください。線が交差しないように気をつけることは、フローチャートの流れを明確化することにもつながります。
また、業務の流れが分岐する場合は分岐する条件を明確に記入してください。でなければその業務がどの状態の時に分岐するのかがわからなくなります。全て書き出してみて、少なすぎる、もしくは多すぎると感じた場合は、その業務をもう少し細かくしてみたり、またはまとめてみたりして調整してみてください。
図や色を使おう
書き方のポイントは、業務ごとに図や背景に色をつけることです。業務の分類がわかりやすくなります。色付けを行う際に業務の分類が違っていることにも気付くことができるので、色を付けたフローチャートを書くことをお勧めします。
以上がフローチャートを書き方の手順になります。まずは業務を書き出すところから初めてみてください。
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