祝電を打つ機会は、取引先の開業や設立、創立記念、就任、栄転、事務所移転、目標達成といったことが挙げられます。
祝電は、限定された文字数の中で最大限のお祝いの気持ちを伝えるまたとないツールであり、手紙やメールとは違い、格式あるきちんとしたお祝いの方法です。
しかし、間違った言い方や誤解を招くような表現をすると逆に失礼にあたり他人を不快にさせてしまいかねません。表現方法には注意が必要です。
そこで、今回は会社のイベントで使える祝電の文例集についてご紹介します。
1.開業・開店祝いの文例
「ご開業おめでとうございます。満を持しての独立をお祝いすると共に、貴社の限りないご発展をお祈り申し上げます。」
文字数は53文字なのでさらっと文章を仕上げたいときに一言添えるのにおすすめです。
「ご開店おめでとうございます。○○様の長年の夢が叶いましたことを心よりお祝いいたします。千客万来、商売繁盛をお祈り申し上げます。」
ベンチャー会社や個人経営の開業祝いにはこちらの文例を使いましょう。
2.創立記念祝いの文例
「創立記念日おめでとうございます。貴社のご功績に敬意を表しますと共に、今後ますますのご発展と社員皆様のご健勝をお祈りいたします。」
創立記念日にはこちらの文例がおすすめです、また、◯周年までわかっているのならば期間まで入れると心から祝福してくれているのだなということが伝わります。
3.就任祝いの文例
「この度の○○へのご就任、誠におめでとうございます。これまで積んでこられたご努力の成果と、心よりお喜び申し上げます。今後ともお自愛の上、ますますお力を発揮される事をお祈りいたします。」
新しい役職に就任した場合はこちらの文例を使いましょう。
4.目標達成・販売促進の文例
「目標達成おめでとうございます。平素からのご努力が実を結ばれたものと心から拍手を送ります。引き続き精進され、次期目標も達成されますことを期待いたします。」
目標達成の祝電には注意が必要です。これらは上司や目上の人には使わないようにしまよう。同期などに祝電を送るときに使いましょう。
「日頃より弊社製品の販売にご協力いただき、厚く御礼申し上げます。この度○○の販売キャンペーンを実施いたします。貴社からの更なるお力添えを賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。」
この文例はキャンペーンのときに使用すると効果的です。その商品をよく買ってくれる人や見込み顧客に送る祝電に使うといいでしょう。
5.栄転祝いの文例
「ご栄転を祝し、心よりお喜び申し上げます。日頃より格別のお引き立てに預かっておりますこと、厚く御礼申し上げます。ご任地先でのお立場は何かとご心労も大きいかと存じますが、ご健勝でますますのご活躍をお祈りいたします。」
これは会長に就任したときに使ってください。上記の就任祝いとは違って現場を離れたり、違う赴任先に異動するときに使いましょう。
6.退職祝いの文例
「定年を迎えられましたことを心よりお祝い申し上げます。なんでも相談できた○○さんと一緒に仕事が出来なくなり寂しいですが、教えていただいたことをお手本に皆で頑張っていきます。いつまでも活力あふれる素敵な先輩でいてください。お疲れ様でした。」
これはいうまでもなく今までお世話になった上司が退職するさいに使える文例です。
以上が会社のイベント時に使える文例集になります。上記の文例を参考に正しく祝電を送りましょう。そして、心からお祝いすることが最も大切なことです。
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