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集中しすぎもダメ!客観視が仕事に良い作用をもたらす3つの理由

Takeshi Sugiuchi

2014/05/29(最終更新日:2014/05/29)


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by Maarten Takens
 仕事の質を高めるためには、客観視が重要な意味を持ちます。仕事に集中するのはいいことですが、客観視を忘れてしまうと大きなミスをしてしまう可能性があります。客観視は仕事においてどのように作用するのでしょうか。今回は、仕事において客観視が重要と言われる理由について解説します。

1. 顧客が欲しいものを考えられる

 理想的な仕事とは、自分がやりたいと考える仕事ではありません。仕事にこだわりを持つのは悪いことではありませんが、自分が望む結果は必ずしも顧客が望むものではありません。

 顧客の立場で考えるためには、常に仕事を客観視していなくてはいけません。提供者としての立場にこだわっているようでは、顧客の立場や目線になって仕事を考えることは不可能だからです。
 
仕事を通じて利益を上げる必要がある以上、自分が望むものばかり生み出していては、顧客に販売して利益を上げることが難しくなってしまいます。常に客観的な視点をもって、ユーザー目線を忘れないことが利益につながります。

2. 自分の欠点を発見できる

 客観視を徹底すると、自分の欠点を見つけやすくなります。仕事から余計なこだわりを取り除き、他人の視点から自分が劣っている部分が考えられるからです。

 成功しているときほど問題点の改善が重要なのですが、多くの人は成功している事実に引きずられて改善の努力を怠ってしまいます。一面的ではない、客観的な視点を意識しながら仕事をすることで冷静な目で仕事をとらえることが可能になります。そうすれば、目先の成果や成績に惑わされずに問題点を発見することができるでしょう。

3. 新たなアイデアを生み出せる

 仕事に問題がある場合、何らかのアイデアを用いて改善しなくてはいけません。目の前にある問題にばかり気を取られていては、問題を解決してすることは不可能です。ある問題を解決することで新たな問題が発生する可能性がありますし、目の前の問題を解決するだけでは事態が改善しない可能性もあります。ここで大切なのが、広い視点で問題の根本の原因を見抜くことです。

 客観視を意識することで、一部の問題にとらわれるのではなく、その問題が全体にどのように作用しているのかを見ることができます。それによって、複数の問題を一度に解決するようなアイデアを生み出すことが可能なのです。


 いかがでしょうか。客観視を常に意識すれば、自分勝手な思い込みで仕事をする心配が無くなり、バランスを考えて仕事ができるようになります。特に一つのことに没頭しがちな人は注意してみましょう。

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