どんな仕事でも必ず通常業務と異なるイレギュラー対応が発生します。例えば、先方の都合による急な内容変更であったり、顧客からのクレーム対応であったり、イレギュラー対応の内容は様々です。イレギュラー対応が発生すると通常業務の流れでは通用しない事もあるため、焦ってパニックになってしまう人もいるかもしれません。
しかし、イレギュラーな事態が起こった場合にこそ、いかに上手に対応できるかが仕事の評価を左右するポイントになり、また、そういった異常事態を多く潜り抜ける事が仕事に対するポテンシャルを大きく高めることになります。ここでは、仕事でイレギュラー対応が発生した際の対処のコツについて、幾つか挙げたいと思います。
1. 冷静に状況を判断し、段取りをイメージする
まずは、イレギュラー対応だという事で焦ってはいけません。焦って慣れないことを行おうとすると反って失敗やミスを招き、業務終了までに余計な時間がかかってしまいます。イレギュラー対応が発生した際には、まず落ち着いて冷静になりましょう。
そして、イレギュラー対応により何を行わねばならないのか、通常業務と比較し、どの部分を変更して対応しなければならないのか、誰に状況を報告し、誰の助けを得る必要があるのか、といったように、どのような段取りで課題を解決していくべきなのかのポイントを押さえていきます。
頭の中で整理しても構いませんし、例えば紙に書き出して不足や矛盾、無駄はないかといった作業の流れの確認を目で行うのも良いでしょう。その上で、上司にイレギュラー対応を報告し、自分で考えた段取りで進める事の許可を取ります。また、自分が上司である場合には、関係する部下にイレギュラー対応の旨を伝え、どのような作業段取りになるのかといった具体的な作業指示を出すのです。
2. 周囲の人とコミュニケーションを取る
イレギュラー対応を行う場合には、自分一人での考えではなく、関係者に声掛けをし、知恵を借りたり手助けをお願いすると良いでしょう。そうすることで、多くの人の知恵や経験を基に、より様々な観点でベストな対処方法を模索することが可能となるだけでなく、それぞれの専門分野を生かし作業を手伝ってもらえるため、合理的で的確にかつ迅速に対処することができるでしょう。
イレギュラー対応であるからこそ、よりスピーディーな対応を求められることもあり、また、イレギュラーだからと言ってミスを出してしまう事は決して許されません。通常業務よりも慎重に、かつ適切に対応する能力が求められます。その点でも、一人で全てこなそうとするよりも、関係者と分担して効率よく対処する事が大切です。しかし、その際には呼びかけた人が陣頭指揮を執る必要があります。
そのためにも、業務を分担した関係者とは緊密にコミュニケーションを取り、それぞれの状況などを把握し、適切に作業指示を出していきましょう。また、社外の人が関係している場合には、より緊密な連携が必要です。状況を伝えた上でどのような作業を依頼するのか、作業に漏れがないか、こちらの指示通りに対応してくれているかなどの進捗状況を、電話などでこまめに連絡を取り合いましょう。
以上、仕事でイレギュラー対応が発生した際の対処のコツを紹介してきました。仕事で急なトラブルなどはつきものです。その時の対応次第で自分自身の評価が変わると言っても過言ではないかもしれません。ですから、ここで紹介したことを参考に、イレギュラーな事態が起こっても慌てないようにしましょう。
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