初めて部下を持った際は、自分も上司として始めて指導する立場になるため、全くの初心者です。社会人経験は部下よりも長いので、ここはカッコイイ上司、付いていきたい上司と思ってもらいたいところですが、指導方法は人それぞれ。
始めてのことで戸惑う人も多いはずです。ここでは、誰もが素敵な尊敬できる上司になるべく指導方法をいくつか記載したいと思います。
自身の経験や失敗談を盛り込んだ指導をする
仕事において、成功例を聞く機会は社内の研修であったり、違う部署の方であったり、社内HPなどにも載っていたりするでしょう。しかし仕事において、新人は失敗無くして成功が得られない人がほとんど。どんな人でも必ず失敗はするものです。
その失敗した時の対処法や、その失敗をどのようにして打破し、成功に繋げたか、といった貴重な意見を盛り込んで、部下を指導してみてください。失敗談や経験談を話す事で、部下との距離もぐっと近づき、より身近に相談できる信頼できる上司になれるでしょう。
部下に考えさせる時間を与え、考える力を養わせる
部下は仕事の経験が浅いので、仕事が遅くて当然です。また要領が悪い場面も多々あると思います。そんな時、「俺に貸してみろ」とついつい仕事をやってあげたくなってしまたり、「お前は本当仕事遅いなぁ」という言葉をかけたくなる気持ちに駆られる事もあるでしょう。
そこをグっと我慢し、部下が自身で考え、自身の力で仕事をこなしていく力を養わせてください。自分で考えて仕事をすることは非常に大切です。やってもらった仕事の何十倍もの力になります。
そして、どうしても部下がピンチの際は、ヒントをあげつつ、絶対正解を伝えないこと。そういったやり取りを繰り返すうちに、1人でも仕事をこなせる1人前の社会人に育っていくはずです。
怒った後には必ずフォローを
よく、「何で出来ないんだ!しっかりやれ」と怒ったままの上司がいます。部下がその後しっかり仕事をこなしたとしても、「仕事が遅い」と更に厳しい指導を続けている人。そういう人には、あまり部下も懐きませんし、また部下も成長しません。
怒った後、しっかり仕事をやり遂げたのであれば、「よくやった!お前なら出来ると信じてたよ」「やればできるじゃないか。次も期待してるからな」とフォローの言葉を絶対投げかけてください。
それだけで、部下は次の日からのモチベーションも変わってきますし、仕事への活力へと繋がります。“アメとムチ”という言葉があるように、厳しい部分と優しい部分を上手に使い分けて、部下をしっかり育ててください。
部下の時代は、誰もが1度は通る道です。自分が一番社内で下の立場だった頃を思い返してみてください。こういう指導をされて嬉しかった、あれは本当に酷い指導だった。そういう記憶はありませんか?
嬉しかった上司の指導方法をたくさん盛り込んで、良い部下を育ててください。しっかり考えて指導する事で、あなた自身の成長にも繋げられます。
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