仕事をするのに、ふさわしくない意識は色々なものが考えられますが、出来ない理由を探しがちな人は一緒に仕事をするのにふさわしくない存在です。
常にポジティブ思考でいるのが難しいとしても、出来ない理由ばかり探しているようでは、いつまでたっても仕事の効率は改善しませんし、新しい仕事のチャレンジすることもできないでしょう。
出来ない理由を探しがちな人だって、新人の頃からそのようなマイナス思考だったわけではありません。何らかの理由があってそのような思考になってしまったのですから、現状を改善するためには、そのような思考を生み出す原因を知る必要があります。今回は、出来ない理由を探しがちな人が陥っている考え方について解説します。
失敗したら評価が下がってしまう
出来ない理由を探しがちな人の中には、自分の評価ばかり気にして仕事をするタイプの人が少なくありません。何か新しいことに挑戦して失敗したら、自分の評価が下がってしまう。そのような考えに陥ってしまったばかりに、あらゆる仕事に対して出来ない理由を探すようになってしまったのです。
このような理由から、出来ない理由を探しがちな正確になってしまった場合、改善策として考えられるのは「失敗の奨励」です。
仕事の結果ばかりを評価している職場では、自分の利益を最善にするための戦略は仕事で成果を上げることではなく、いかに失敗をしないかを考えて仕事をすることになってしまうでしょう。そのような評価基準を改善し、仕事の結果だけでなく過程についてもきちんと評価を行うようにすれば、出来ない理由ばかりを探すような思考は改善され、積極的に新しい仕事にチャレンジする意欲が生まれるでしょう。
現状が最善の状態である
現状に満足しているのであれば、新しいことに挑戦して現状を変化させるよりも、出来ない理由を探して、現状維持を狙ったほうが賢い戦略ということになります。人間は本質的に変化を嫌う生き物ですから、なにか不満や不都合が無い限り、積極的に現状を変化させようという意識は持ちにくいのです。
直近に危機的状況が迫らない限り重い腰を上げない、そんな状況はどこの組織でも見られるのではないでしょうか。このような意識を改革するためには、常に危機意識を持つことが重要になります。
現状が満足のいく状態であったとしても、それがいつまでも続く保証はどこにもありません。現状を維持するためにも一定の努力は必要であり、少しずつ変化を受け入れていかなければ、現状維持すら不可能です。
出来ない理由を探して居心地の良い現状を維持したいという気持ちもわからなくはありませんが、その先に待っているのは安定ではなく破綻であることは明白です。常に危機意識を忘れないでいることが、出来ない理由を探す思考からの脱却につながるでしょう。
出来ない理由を探しているのには、それなりの原因があるということを忘れてはいけません。いくら意識改革を訴えたところで、そのような意識を生み出している原因が改善されなければ変化は望めない、ということを忘れないでください。
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