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【部下の適切な指導方法とは?】ワンランク上のビジネスマンが実践している仕事術

Shingo Hirono

2014/05/29(最終更新日:2014/05/29)


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by Simon & His Camera
 年齢や実績を重ね、社内で中堅レベルのポジションとなると、部下を抱えるようになることも珍しくないでしょう。部下を抱えると、それまで自身の仕事だけを上手く進めていけば良かったのに対し、部下を効果的に育成できているかという点も評価の対象となります。しかし、人材育成というのは、簡単なものではなく何の知識も持たず、独断で指導したとしても上手くいくケースは多くありません。

 そこで、今回は部下の育成を任された上司の方のためにデキる上司がやっている、部下を正しく育てる指導方法について紹介していきます。

1. 即否定はNG

 部下から何か提案や意見を出された際、最初から否定的な見方で入ってしまう上司は少なくありません。経験やスキルの関係上、部下の提案や意見が明らかに有益ではないと判断出来るものも少なくありませんが、仮にそうだったとしても、すぐに提案や意見を否定することだけは避けましょう。

 せっかく勇気を出して上司に対して提案や意見をしたにも関わらず、まともに評価もせずに否定されてしまっては、モチベーションの低下や信頼関係にヒビが入ってしまう事態になりかねません。

 ですから、提案や意見を出された時には「なぜそう考えたのか」「過程や結果についても深く検討したのか」など、ある程度の時間をかけて十分に評価をしてあげることが大切です。そうすることで、部下は結果的に否定されてしまったとしても「上司は自分のことをしっかり見ていてくれている」と判断し、その後の成長や人間関係の構築などにも役に立つでしょう。

2. 見せしめは逆効果

 部下に発破をかける意味合いで、大勢の前で叱る見せしめのような指導方法は、古い体質の企業では今でも少なからず行われているでしょう。しかし、これは現在の社会のあり方を考えれば、逆効果であることは間違いありません。

 以前と比べると、今の若い世代の人は叱られ慣れていないとされており、特にそれが恥をかかせるような大勢の前でのものであれば、精神的に深く傷つき、かえって成長が阻害されてしまう可能性が高いのです。

 もちろん、ミスや指示に従わない部下に対して、正しい叱りを入れることは何ら問題ではありません。ただし、その方法については、良く考えた上で行う必要があるでしょう。

3. 考え方の押し付けはNG

 「自分はこう考えているのだから、部下のお前も従え」といったように、上司が部下に対して「考え方」や「やり方」についてまで押し付けるケースは少なくありません。しかし、人は一人ひとり違った考え方・やり方を持っているので、押し付けは基本的にNGであることを覚えておきましょう。

 ただし、例外的に社内やチームのルールから外れた「考え方」や「やり方」を続けようとする場合などは、注意しなければなりません。


 部下が有能な社員に育つかどうかは、その企業にとって極めて重要な課題です。正しい指導方法を実践し、有能な社員を多く送り出せる上司となれば、それだけあなた自身の評価も上昇するので、ぜひ指導の知識やスキルを身に付ける努力をしてみてはいかがでしょうか。

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