仕事がデキる、デキないの印象を左右する要素のひとつに、仕事での行動の早さが挙げられます。もちろん、手段や成果が最終的な評価の重要な位置を占めることは間違いありませんが、上司や取引先の信用を得るという点で、行動の早さは重要な指標の一つと言えるでしょう。
では、そのような人が普段から意識し、実践していることは、どのようなことなのでしょうか。
案件を直ぐに見極める
上司からの指示や取引先からの要望など、もたらされた案件については直ぐに検討する人が多いようです。検討といっても深く熟考するのではなく、既存の仕事との優先順位を素早く判断したり、自分が取りかかる前にすべきことはないか、その場で直ぐに考えるということです。
直ぐに取りかかることはできなくとも、対処の仕方を直ぐに決めておくことで、無理のない進捗でスムーズに業務に取りかかることができ、また上司など案件をもたらした人に対し、スケジュールをはっきりさせることで信頼感を得ることができるでしょう。もちろんこのスケジュールは、信頼を裏切らぬよう余裕を持って見込むことが肝要です。
軽い案件やルーティンワークは直ぐにとりかかる
軽い案件やルーティンワークはいつでもできる、と思って保留しがちですが、そのような内容の業務こそすぐに取りかかっているのです。というのも、保留した末に山積みになり、軽い案件が軽くなくなることがあるからです。
また、ルーティンワークはその性質上軽く見られがちですが、そのようなところにこそ業務処理の誤りなど思わぬ落とし穴がある場合も。期日の迫っている業務を優先的に行うのはもちろんですが、そうでなければ軽い案件は来たそばからこなしていくのが、行動の早い人のやり方です。
報告を怠らない
職場や上司によって事情は異なるかもしれませんが、依頼された仕事については結果報告や進捗状況の報告を怠らないことが重要です。細かい報告を他人のペースでされることを疎ましく思う人もいるのでケースバイケースですが、その場合は聞かれたときに直ぐに応えられるよう把握しておくと良いでしょう。
一見仕事が早いことと関連が無いようにも思えますが、事後報告をするだけでも仕事に対する積極的な対応を見て取れるため、結果行動が早い印象を与えることになります。
仕事そのものの進捗は、関わる人が多ければ多いほど予測不能な面が多いもの。しかし仕事に対する行動の早さは、それほど他の影響を受けません。仕事量が多く、立て込んでいても、判断を早くすることによって次の行動を直ぐに決めることができます。判断にかかる時間を短くする術を、仕事での行動が早い人は持っていることが多いようです。
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