仕事を行っている中で、初めて取り組む課題であったり、どのように課題解決を行えば順調に次のステップに進めるのかなど、悩んでしまうことは多々あるでしょう。そういった際、自分で出来る限り課題を解決しようと努力するタイプと、どんどん周りに質問を投げかけ課題解決のヒントを得ようとするタイプと、大きく2つに分類できると思います。
どちらにもメリットとデメリットはありますが、質問力を鍛えることは、自分の作業の効率化につながるだけでなく、周囲の人へも自分の理解度合いを分かってもらえるきっかけになります。また、相手との会話を弾ませる話題作りとなり、大事なコミュニケーションのツールとも言えるでしょう。ここでは、質問力を鍛える事で、仕事上のコミュニケーションにどのような影響を与えるか、について考えてみたいと思います。
1. 自分の悩みどころを周囲に理解してもらう
質問力を鍛えるとは、具体的にどういうことでしょうか。まず一つに、仕事上で感じたどんな些細な疑問であっても、どんどんと周囲に質問を投げかけていくことが挙げられるでしょう。
自分で悩み考えながら課題を解決していくことも、自分の成長につながる大事な過程です。しかし、行き詰ってしまった時に一人で負担を背負いがちになり、周囲の人も一体何に悩んでいるのかが分からず、手助けの方法に窮してしまいます。
そうすると仕事が前に進まなくなるので、あまり良い状態とは言えません。このような状態は、いわゆるコミュニケーション不足の結果ということになります。そこで、課題解決方法の一つとして利用して頂きたいのが質問力です。
質問力を鍛え、疑問に感じた事を積極的に周囲に質問していくことで、自分の中にはなかった回答や思考、問題解決方法のヒントが得られることができます。また、周囲の人間もこの人の悩みがどこにあるのかが理解でき、相互に協力体制を築けるでしょう。
2. 相手の情報を聞き出せる
質問力を鍛えるもう一つの意味は、相手に関する質問をどんどんと投げかけ、相手に話してもらうきっかけを作るようにすることです。具体的には、相手に関する事に質問を投げかけ、返ってきた回答に対し、また疑問に思う事があれば質問を投げかけていきます。
そうすることで、どんな相手であっても話す話題に困る事がなくなり、相手も自分の事に興味を持ってもらえていると感じるのです。
そうやって話す話題を投げかける事で相手の様々な情報を知ることができ、コミュニケーションの機会は格段に増えると思います。もちろん、あまり過度に質問ばかりしていても相手が不快に感じてしまうため、程度の問題はありますが、まずは相手に対する興味を持ち、相手の話した内容によく耳を傾けて疑問に感じる部分がないか考える癖をつけると、質問したいことがどんどん出てくるでしょう。
このように、質問力を鍛える事は仕事上のコミュニケーションに良い影響を与えるのです。すぐに質問力を身につけることは難しいかもしれませんが、普段から質問力を鍛える点を意識して人と関わることで、次第に自分の力になっていくと思います。
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